
18番、ティーショットを放つ桂川有人(カメラ・中島 傑)
◆男子プロゴルフツアー メジャー第3戦 日本オープン 第3日(18日、栃木・日光CC=7238ヤード、パー70)
第3ラウンドが行われ、ツアー2勝で今季は欧州ツアーを主戦場とする桂川有人(国際スポーツ振興協会)が5バーディー、2ボギーの67と伸ばして通算2アンダーとし、15位から3位に浮上した。
「バーディーが先行して、気持ちが途切れることなく最後まで集中できた」と振り返ったムービングデー。17番で残り78ヤードの第2打を59度のウェッジで1メートルにつけ、18番では150ヤードを9番アイアンで2メートル半に運び連続バーディーで締めた。「初日、2日目とボギーが続いていたホール。リベンジできて良かった」と笑顔を見せた。
「今日はアンダーパーで回れば明日チャンスがあると思っていた。それで上が伸びてしまったら仕方ないという感じで自分のプレーに集中していた」と語り、「いい緊張感をキープできている。明日も集中して、一打一打気が抜けないコースなので、最後までやりきりたい」と気合を入れた。
トップを走る同学年の清水大成(ロピア)とは、日大時代の寮で同部屋だった仲だ。「一緒に優勝争いしようという話をよくしていた。優勝争いできるように頑張りたい」。6打差を追う最終日。清水の1つ前の組から追い上げを期す。