石川遼「楽しかったけど悔しい気持ちもある」 11位から猛追もプレーオフに1打及ばず3位


18番、パーパットを沈め、笑顔を見せる石川遼(カメラ・中島 傑)

18番、パーパットを沈め、笑顔を見せる石川遼(カメラ・中島 傑)

◆男子プロゴルフツアー メジャー第3戦 日本オープン 最終日(19日、栃木・日光CC=7238ヤード、パー70)

 8打差11位から出た石川遼(カシオ)は4バーディー、2ボギーの68と伸ばして通算2アンダーとしたが、プレーオフに1打及ばず3位だった。

 「いいパットも入ったし、入れたかったなっていうパットもあった。最後はパッティングがスコアを左右してくるような展開になった。楽しかったけど、悔しい気持ちもある。それを明日から練習にぶつけていくしかないと思う」と振り返った。

 4番パー5で第3打を1メートル強につけてバーディー。7番ではバンカーから直接カップに沈めてギャラリーを沸かせた。難関の9番ではフェアウェーからの第2打をグリーン左前のバンカーに入れた。打った瞬間に「あー」の声が漏れたバンカーショットは7メートル近くオーバーするピンチ。それをねじ込みパーをセーブし、ガッツポーズを繰り出した。

 最終組の5つ前からスタートした石川は、5打差5位で折り返した。終盤にスコアを落とす選手が続出し、結果1打差。1メートル強のパーパットがカップを1周して外にはじかれた16番が悔やまれる。

 「優勝は(清水)大成次第っていうのは思っていた。前半自分が2アンダーで回って順位が上がっていたので、相対的に見て、いいプレーができているんだなと思ったし、後半も淡々とプレーができていた。(10番で)3パットがあったり、ボギーだったり、バーディーチャンスが決められなかったりしても、変に攻めすぎずに調子が悪くなったりはなかった。そこは良かった」と語った。これまで2位が3度の大会で、今回は2度目の3位。15度の出場でトップ3入りは5回と惜しい戦いが続いている。

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