松山英樹「またリベンジしたい」 今季唯一の日本ツアー 一時2差接近も届かず5位


11番、パーパットを外した松山英樹(カメラ・岩田 大補)

11番、パーパットを外した松山英樹(カメラ・岩田 大補)

◆男子プロゴルフツアー ダンロップフェニックス 最終日(23日、宮崎・フェニックスCC=7117ヤード、パー70)

 5打差8位で出た今季国内ツアー初参戦の松山英樹(LEXUS)は4バーディー、2ボギーの68で回り通算7アンダーで5位だった。2014年以来の大会2勝目と、16年三住友VISA太平洋マスターズ以来の日本ツアー9勝目には届かなかった。ホールアウト後に「ずっと自分の課題であるティーショットとグリーン上が顕著に出た4日間だった」と振り返った。

 この日のフェアウェーキープ率57・143%は、4日間で一番の数字だった。「ドライバーに関してはいいものが見つかったなという感じだけど、自分のスイングの問題が大きかったので、今日は苦労した。あとは自分」と明かした。4日間すべて異なるドライバーを投入し、試行錯誤しながらも、上位でホスト大会を終えた。

 3番で2メートル半のチャンスを沈めてバーディーを先行させた。5番ではピン手前4メートルのフックラインを読み切り7アンダーまで伸ばし、トップとの差を2打まで詰めた。「7、8番でバーディーが取れなかったのがやっぱり痛かったけど、10アンダーまでいけば何があるか分からないと思ってやっていた」

 11番パー3ではカラーから“3パット”。15番で4メートルのバーディーパットをねじ込み再び反撃態勢に入ったが、16番はフェアウェーからの第2打をグリーン奥にこぼした。うまく寄せてパーでしのいだが「あそこをパーにした時点で(残りのホールは)バーディー、イーグルじゃないと、という感じだったので厳しくなった」と残念がった。

 12月にタイガー・ウッズがホストを務めるチャリティー大会、ヒーロー・ワールドチャレンジに7年ぶりに出場するが、今季のツアー競技は今大会が最後。「こうやって宮崎でやる試合でここまでたくさんのギャラリーが来てくれることはうれしい。そろそろ期待に応えたいんですけど、なかなか毎年そうはいかないという感じなので、またリベンジしたいと思う」と笑顔で言った。

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