
10番、ティーショットを放つ畑岡奈紗(カメラ・竹松 明季)
◆報知新聞社後援 女子プロゴルフツアー メジャー最終戦 JLPGAツアー選手権リコー杯 プロアマ戦(26日、宮崎・宮崎CC=6543ヤード、パー72)
日米通算12勝で今大会初出場の畑岡奈紗(アビームコンサルティング)が26日、ドタバタ帰国後に練習ラウンドを行った。
前週は米ツアーの今季最終戦・CMEツアー選手権(フロリダ州)で5位に入った。だが、オーランドからの搭乗便が欠航。急きょ変更した便も天候不良で遅延し、機内で2時間ほど待機を強いられた。ダラスで乗り継ぐの便も変更せざるをえなくなり、羽田空港に到着したのがこの日の午前4時30頃だった。
本来は25日午後7時頃に予定していた宮崎入りは、この日午前9時前にずれ込んだ。「大変でした…」と苦笑したが、疲労については「途中の便でけっこう寝られたので大丈夫です。今はハイ(な気持ち)になってるのか分からないけど、そんなに疲れてない。今日はあまり早く寝すぎないようにしたい」と笑みを浮かべた。
この日は昼頃にコース入り。インの9ホールは回れたが、アウトの9ホールは1度もプレーできず、ぶっつけ本番となり「全く見られずにプレーするのは初めて」と笑う。高麗芝のグリーンでプレーするのは19年ダイキンオーキッドレディース以来というが、「こっちの方が(球が)走る印象。芝目の向きは難しい」と戸惑いも隠せない。
米ツアー3年ぶり優勝を飾った3週前のTOTOジャパンクラシックに続く日本での試合となる。国内メジャーは過去3勝と強さを誇る畑岡は「もちろんやるからには(優勝)…と思うけど、ちょっと準備ができていないので、とにかく自分のベストを尽くして、今週は楽しくできればいいかな。歴代の優勝スコアを見ると、15アンダーくらいは出さないといけないのかな」とメジャー4勝目を見据えた。

