適正な硬さのシャフトを選ぶため、木場店では試打も可能
シャフト選びに大切なのは「硬さ」「重さ」「長さ」の３要素。特に硬さと長さはスイングの根本に影響するものなので、しっかり選びたいところです。今回は「硬さ」についてです。
「硬さ」（フレックス）は、体格やヘッドスピードを基準に選ぶ人が多いようですが、同じヘッドスピードでも、小柄な女子プロのしなやかなスイングと、体格に恵まれた男性の手打ちとでは、内容が違います。またメーカーによって基準がまちまちなので「Ｒ」や「Ｓ」というフレックス表示だけで決めてしまうのは危険です。
適正な硬さを見つけるにはシャフトの「振動数」を基準にするとよいでしょう。振動数とはグリップ側を固定したクラブに衝撃を加えたときに１分間に振動する量のことです。
私のいるフジクラゴルフクラブ相談室を含め、多くのショップやフィッティングスタジオでも測定器による適正な振動数の診断を行っています。
気持ちよく振れるというフィーリングも大切ですが、適正振動数のフレックスのシャフトで練習した方が、バランスの良いスイングが身に付きます。
◆古川 尚樹（ふるかわ・なおき）１９６１年７月５日、東京都生まれ。５４歳。８６年プロ合格。９１～９３年、フロリダミニツアーに参戦。２勝し、本場のティーチングも学ぶ。「フジクラゴルフクラブ相談室」木場店（江東区木場１の５の１０ 深川ギャザリア内プラザ棟４階、ＴＥＬ０３・５８５７・２６００）でツアープロからアマチュアまで幅広く指導。相談室詳細は（ｗｗｗ．ｆｕｊｉｋｕｒａ‐ｇｃｓ．ｃｏｍ）で紹介中。