【全英OP】勇太、4バーディー締め!


 ◆男子プロゴルフツアーメジャー第3戦 第145回全英オープン最終日(17日・英ロイヤルトルーンGC、7190ヤード=パー71)

 最終ラウンド(R)が始まり、リオ五輪日本代表の池田勇太(30)=日清食品=は4バーディー、6ボギー、2ダブルボギーの77で通算13オーバーで終えた。強風の中で同じ海沿いのリンクスコース開催のリオ五輪に向け、4バーディーを奪うなど収穫を得た。海外メジャーで初の決勝Rに進んだ市原弘大(34)=フリー=は78で、18オーバーでフィニッシュした。

 リオ五輪に向けた収穫を手に入れた。池田は全英特有の天候の中で粘闘した。最終18番。4メートルのパーパットをねじ込むと右拳を何度も揺らした。グリーン脇の客席にいた同じ年の塚田陽亮から「よくやったぞ!」と称賛を浴びた。「とにかく次の全米プロに向けてしっかりやろうと考えた。ショットも良い流れで4バーディー取れましたし、良かったかな」とうなずいた。

 1番で4パットのダブルボギーなどパットは苦戦が続いた。だが3番で1メートル半、7番と10番では4メートルのバーディーパットを沈めた。池田は「昨日、今日の苦しいゴルフで得たものもある。また収穫を持って五輪までつなげていけると思う」と明るい表情で胸を張った。

 帰国後、28日開幕の今季メジャー最終戦・全米プロ(バルタスロールGC)へ渡米したら、リオ五輪終了までは海外生活となる。「寒くなきゃいいんじゃないですかね」。上機嫌で軽口を言う笑顔に、同じ海沿いのリンクスの五輪に向けた手応えがにじみ出ていた。

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