男子プロゴルフツアーのダンロップフェニックス(11月16日開幕)大会事務局は17日、宮崎市内で会見し、世界ランク3位の松山英樹(25)=LEXUS=が2年ぶり6度目の出場すると発表。今季日本ツアー初出場で、主催者を通じ「優勝を目指し、精いっぱい頑張ります。日本のファンの皆様の前でプレーすることを楽しみにしています」とコメントした。
6月の全米オープン覇者で世界ランク10位のブルックス・ケプカ(27)=米国=も出場し、史上5人目の大会連覇を狙う。全米OPで4打差及ばず2位に敗れた松山にとっては、12年(アマ)2位、14年V、15年2位と好相性のホスト大会。昨季ドライバー平均飛距離311.1ヤードで米ツアー7位(松山は303.3ヤードで同26位)の宿敵にホームで“雪辱”する機会が訪れた。
昨年は日本ツアー2戦2勝。出場3大会連続Vなら日本人では尾崎将司(88、94年の2度)、片山晋呉(00~01年に年またぎで1度)に続く3人目の快挙。未エントリーだが出場の可能性が高い石川遼(26)=カシオ=と約1年ぶり国内共演も期待される“怪物”が、世界の技を披露する。(岩原 正幸)
◆全米オープンVTR
14位から出た松山は最終日にベストスコアの66で回り、ホールアウト時点では首位のケプカに1打差に迫った。だがケプカは14番からの3連続バーディーで突き放し67をマーク。4打差で米ツアー2勝目&メジャー初Vを果たした。松山はメジャーの日本男子最高に並ぶ2位。