小平智、美保夫人と2年連続で「パー3コンテスト」出場 松山からは攻略法学ぶ


 【オーガスタ(米ジョージア州)10日=榎本友一】米男子プロゴルフツアーの今季メジャー初戦、マスターズは11日に当地のオーガスタナショナルGC(7475ヤード、パー72)で開幕。2年連続出場の小平智(29)=Admiral=は10日、松山英樹(27)=LEXUS=と10番からの9ホールを練習ラウンド(R)で回り、攻略法を学んだ。

 古閑美保夫人(36)とは2年連続で開幕前日恒例の「パー3コンテスト」に出場し、2度目の夢舞台で12位以内での来季出場権を目指すことを誓った。

 夫婦二人三脚で、ゴルフの祭典の開幕前日の午後を満喫した。小平は、美保夫人と恒例の「パー3コンテスト」に2年連続で出場した。「美保のために。日頃の感謝を込めてパー3を回って、9ホールやった」。7番では、あと少しでホールインワンというスーパーショットで、ピン右30センチにつけてバーディーを奪うなど、親交の深いモデルでタレントのアンミカ夫妻らパトロン(観客)たちを熱狂させた。

 113ヤードの最終9番では2年連続で古閑さんもプレー。小平の8アイアンを借りて、放った打球はグリーン手前のラフへ。「パーを取ったんですけど、メチャクチャ悔しそうでしたね」と小平は笑った。練習なしで臨んだ昨年は池ポチャも「今年は、直前に練習場でも練習させてもらっていたので。来年も連れてきてもらってリベンジしたいです」と夫人は夫に来年大会出場権獲得をお願いした。

 午前中には、ともに米ツアーを主戦場とする松山と練習R。小平はコースの傾斜やマネジメントなどを聞きながら回った。「いつも難しいコースなどで一緒に(練習ラウンドを)お願いして。どう攻めるのか勉強になるし、どこに落とすのかとか。(松山が)アプローチを練習をしているのを見ても『ああやって寄せるんだ』というのが見れるので、勉強になる。やっぱり8回も出ている人ですから。コースを知り尽くしていると思う」と感謝した。

 昨年のマスターズは28位。その翌週、RBCヘリテージで日本男子5人目の米ツアー優勝で今大会の出場権を手にした。「今年は出られたというよりは成績を残しにきた、という感じ」と12位以内での来季出場権獲得に照準を定めた。

 ◆松山英樹、小平智と記念撮影

 小平との練習Rで最終調整。アゼリアが鮮やかに咲き誇る名物ホールの12番パー3。ティーショット後、グリーン側へ渡る橋の上で小平とスマホで記念撮影。前週の風邪からの病み上がりを感じさせない、明るい表情も見せた。510ヤードの13番パー5では復調ぶりもアピール。アイアンでの第2打をピン右2メートルにつけてイーグルを奪った。練習R後も約2時間練習場で打ち込み、汗を流した。

 ◆パー3コンテスト 1960年から大会前日に開催される恒例イベント。58年に創設されたオーガスタナショナルGCに隣接する9ホール(1060ヤード、パー27)のショートコースを使用する。日本勢は青木功が75、81年に、中嶋常幸が88年に優勝した。「優勝者は(その年の)本番では勝てない」というジンクスがある。2012年には石川遼が妹・葉子さん、弟・航さんをキャディーに起用して回った。

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