渋野日向子、連続イーブンパー以上28Rでツアー最多タイ「歴代1位の記録を出すのは価値がある」


同組の木村彩子(左)と談笑する渋野日向子

同組の木村彩子(左)と談笑する渋野日向子

 ◆女子プロゴルフツアー ニトリレディス最終日(1日、北海道・小樽CC=6650ヤード、パー72)

 渋野日向子(20)=RSK山陽放送=は71で7アンダー5位。連続イーブンパー以上のラウンド(R)を28Rとし、13年アン・ソンジュ(韓国)のツアー最多記録に並んだ。

 渋野は5位に終わったが、6月のニチレイレディス1Rからの連続イーブンパー以上を28R続け、ツアー最多に並んだ。「そこは本当に良かった。誰も成し遂げていない、歴代1位の記録を出すのは価値がある」と、うなずいた。

 4番でボギーが先行したが6、7番の連続バーディーで盛り返した。「8番で(2メートルの好機を)外した時点で(優勝は)もうないと思った」と振り返ったが「最後の2ホール(17、18番)は落とさないように」と1アンダーで粘った。

 次週のゴルフ5レディスは出場せず、2週後のメジャー・日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯(12~15日、兵庫・チェリーヒルズGC)で更新を狙う。会場は昨年プロテストに合格した思い出の地。「いいイメージはあるけど、また選手権は違う。並んだからには新しい記録を作りたい」。米男子ツアーではタイガー・ウッズ(米国)の52R(2000~01年)が最多。新たな偉業がモチベーションになる。

 ◆シブコに聞く

 ―かなり疲れたか。

 「本当にコースが難しいと感じたので、長い1週間だった。周りからの重圧とかではなく、自分のショットに対して、一打一打に感情を入れてしまうので疲れる」

 ―日本女子プロ選手権で年間獲得賞金1億円の突破も見える。

 「選手権でとは考えてないけど、4日間競技は世界ランクにつながるし大事。(優勝賞金はツアー最高額3600万円と聞き)ワオ、頑張らないと。(畑岡)奈紗ちゃんも全英(女子OP)ぶりに会うので楽しみ。世界レベルの選手がたくさん来るのは戦いがいがある。同じ組にしてほしい」

 ―姉(琳子さん)がサポートで帯同する。

 「安心します。家族が一人いるだけで、かなり心の支えになる」

最新のカテゴリー記事