渋野日向子は終盤の連続ダボで32位に後退 アクサレディス第2日


アクサレディス2日目 1番、ティーショットを放つ渋野日向子(カメラ・渡辺 了文)

アクサレディス2日目 1番、ティーショットを放つ渋野日向子(カメラ・渡辺 了文)

◇女子プロゴルフツアー アクサレディス 第2日(27日、宮崎・UMKCC=6568ヤード、パー72)

 2019年AIG全英女子オープン覇者の渋野日向子(22)=サントリー=は首位と4打差の14位で出て3バーディー、1ボギー、2ダブルボギーの74で回り、首位と11打差の通算1アンダーの32位へと後退した。

 同じピンゴルフジャパン契約の鈴木愛、比嘉真美子と同組で大勢のギャラリーを引き連れた。前半は175ヤードの7番パー3で、バーディーを先行させた。ピン左7メートルからのバーディーパットを沈め、満面の笑みで、1000人が上限の観客からの拍手を浴びた。392ヤードの9番パー4は、フェアウェーからアイアンでの第2打がグリーン右のラフへ。3打目の寄せが1・5メートルオーバー。パーパットが惜しくも、カップにけられてボギーとなった。

 後半は10番パー5、13番パー3で伸ばした。ところが、あがり2ホールでまさかの大失速。17番パー4は第1打が右のフェアウェーバンカーのあご付近へ。2打目は出すだけで4オン2パットのダブルボギー。18番パー5も、残り79ヤードから54度ウェッジでの3打目がグリーン右手前の池に入り、5オン2パットのダボとなった。

 第2ラウンド後「最後に詰めの甘さが出ちゃったかなって感じ。自分の実力を思い知ったというか、今の現状を思い知った感じだったんでちょっと悲しいですね」と声を振り絞った。前日の第1ラウンドでは17番、18番で連続バーディーだっただけに「今日もって思っていたら、えらいことをしてしまった」と肩を落とした。

 17番は「ティーショットは当たり的にはすごい良かったんで、あとは自分のスタンスの向きの問題かなと」と反省。18番は「セカンドまでは良かったと思うし、3打目で自分の思っていたキャリーをちゃんと打てなかった」と振り返った。

 次週から米女子ツアー参戦のため、最長で6月末まで渡米する予定だ。国内最後のラウンドとなる28日の最終日に向けては「悪いところは全部わかっているから、それを修正して練習して。パットもミスパットが多かったので、そこを直して明日、不安な要素がないような状態で臨めるようにしたい」と前を向いた。

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