国内男子プロゴルフツアーの21年初戦、東建ホームメイトカップは15日から4日間、三重・東建多度CC名古屋(7081ヤード、パー71)で無観客で行われる。
* * *
昨年はコロナ禍で6戦のみの開催。20―21年統合シーズンとなり、今年の25試合が予定通りに開かれれば全31試合となる。昨年の日本オープンを制した稲森が約4111万円で賞金ランク首位を走る。01年の伊澤利光の2億1793万4583円を上回る、シーズン獲得賞金最高額の更新の可能性もある。19年までは4年連続で最終戦までもつれたキング争いは、金谷ら20代の若い世代が引っ張りそうだ。
東京五輪代表争いは、米ツアーが主戦場で世界ランク14位の松山英樹は決定的。同83位で2番手の今平、同118位で3番手の金谷、同134位で4番手の石川ら2枠目を巡る争いは、6月末の代表選考期限までに春先の日本ツアーで優勝や好成績を重ねた選手が優位に立つ。よりポイントの高い海外メジャーや米ツアー参戦は、帰国後の隔離期間も計算したマネジメントが求められるかもしれない。(ゴルフ担当キャップ・榎本 友一)