連日のアマ旋風!杉原「大河チャージ」だ通算8アンダー首位 エースあと50センチのスーパーショットも


最終9番ホールで微妙な距離のパーパットを沈めた杉原大河。アマチュアが堂々の首位

最終9番ホールで微妙な距離のパーパットを沈めた杉原大河。アマチュアが堂々の首位

◆男子プロゴルフツアー アジアパシフィック ダイヤモンドカップ 第2日(14日、神奈川・相模原GC東C=7298ヤード、パー72)

 2日連続でアマが主役だ。3打差18位からスタートした東北福祉大4年の杉原大河(21)が7バーディー、ボギーなしの65で回り、通算8アンダー。前日(13日)の杉浦悠太(日大2年)に続き、首位に立った。名前の由来はメジャー15勝のタイガー・ウッズ(45)=米国=で、今年のマスターズ覇者・松山英樹の大学後輩。超大物と関わりが深い杉原はツアー史上5人目のアマVを目指す。石川遼(29)=カシオ=は4打差13位で優勝争い圏内に踏みとどまった。

 赤シャツに黒パンツ。名前の由来のウッズと同じ勝負服に身を包んだ杉原が“大河チャージ”で首位に立った。この日の実測165ヤードの17番パー3、9アイアンでホールインワンまで50センチのスーパーショットなどで7バーディーを量産。しかも、ボギーなし。「アイアンが良かった」と杉原は会心の一日を振り返った。

 マスターズ覇者の松山を育てた東北福祉大ゴルフ部の副主将。「松山さんは雲の上過ぎて、目標にしていいのか分かりませんが、いつか、そこに行ってみたい」と静かに話した。ウッズについては「あのガッツがいいですよね」と笑った。

 目標とするアスリートは二刀流メジャーリーガーの大谷翔平。「野球が大好き。たまにチームメートとキャッチボールをしています」

 これまで日本男子ツアーでアマ優勝を果たした選手は倉本昌弘、石川遼、松山英樹、金谷拓実と名だたる選手だけ。「こんなチャンスはなかなかない」と意欲を示す。ウッズ、松山、大谷と世界で活躍する大物を追いかける、その第一歩として杉原はアマ5人目の偉業に挑む。(竹内 達朗)

 ◆杉原 大河(すぎはら・たいが)1999年11月4日、徳島市生まれ。21歳。名前の由来はタイガー・ウッズでトップアマの父・剛毅さんが名付けた。5歳からゴルフを始め、2014年、中学3年時に世界ジュニア優勝。18年、生光学園高から東北福祉大に入学。ドライバー平均飛距離は約290ヤード。175センチ、80キロ。

最新のカテゴリー記事