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10番第2打を放つ石川
◆男子プロゴルフツアー ゴルフパートナー・プロアマ 第1日(20日、茨城・取手国際GC東C=6804ヤード、西C=6531ヤード、ともにパー70)
日本初のプロアマ形式の大会が開幕した。第1ラウンド(R)は東Cと西Cを使用して行われ、プロ2人、アマチュア2人の4人が同組となる形式が取られた。ツアー通算17勝の石川遼(カシオ)は西Cの10番から出て1イーグル、4バーディー、2ボギーの66で回り、4アンダーでホールアウトした。「楽しかったです。いいショットもあったし、最低限のプレーはできたかなと思います」とうなずいた。現時点でトップとは6打差となっている。
14番パー5(500ヤード)では「右のOBもあるし、左の林も近い」と自身にプレッシャーをかけながらの第1打はドライバーでフェアウェーに運んだ。残り166ヤードの第2打は8アイアンでピン左のカラーへ。警戒していた高麗グリーンだったが、5メートルのイーグルパットを冷静に決め「(第1打は)いいフェードを打っていかないと厳しいと思ったけどいいスイングができた」と好感触を得た。出だしの10番第1打を右林に入れるなど、まだ「イメージ」と「結果」が合致していないが「ドライバーでいいショットを打っていくのがクリアしていきたい部分」と見据えた。
今大会は昨年12月までに全国で開催された予選を勝ち抜いたアマチュア2人と同組でプレーする。「こんなコメントをして明日一緒に回るアマチュアの方にプレッシャーをかけるわけではないけど、こんなにうまいゴルファーっていっぱいいるんだ」と素直な印象を語った。ラウンド中はプロからアマへの助言が可能で「どうやったら飛びますか?」と質問を受けるなど、真剣勝負をしつつ、アマとの会話も弾ませた。普段より1人多い4人同組でのラウンドにも「リズムよく回れて本当に楽しかった」と声を弾ませた。
21日の第2Rは決勝R(22日、23日)と同じ東Cを回る。東Cのグリーンは主にベント芝となっており、「グリーンのタッチに早めに慣れていくことが1つです。天候次第でスコアの目標も変わってくるので、回っている状況の中でベストを尽くしていければ」と表情を引き締めた。