初優勝を狙う木下稜介が4差単独首位で運命の最終日へ


ラインを読む木下稜介

ラインを読む木下稜介

◇男子プロゴルフツアー メジャー第1戦 日本ツアー選手権森ビル杯 第3日(5日、茨城・宍戸ヒルズCC西C=7387ヤード、パー71)

 穏やかな曇天の下、日没順延となっていた第2ラウンドの残りと第3ラウンドが行われ、終了した。

 ツアー初優勝を目指すプロ9年目の木下稜介(29)=ハートランド=が4打差の単独首位で5バーディー、1ボギーの67をマーク。通算11アンダーの単独首位を守り、ツアー初優勝に王手をかけた。

 ツアー5戦目の新人・古川雄大、初優勝を狙う大岩龍一が4打差の2位。1973年のツアー制施行後5人目のアマチュアVに挑む杉原大河(東北福祉大4年)は6アンダーの4位で追う。ツアー1勝のジェイ・チョイ(米国)、アンソニー・クウェイル(豪州)が4アンダーの5位で続く。初優勝を狙う上井邦裕は3アンダーの7位につけた。

 小野田享也、14年大会覇者の竹谷佳孝、アンドルー・エバンス(豪州)は2アンダーの8位に並んだ。ツアー2勝の香妻陣一朗、ツアー1勝の宋永漢(韓国)、18年&19年賞金王・今平周吾は1アンダーの11位につけた。

 欠場者が出て繰り上がりで出場の阿部裕樹、16年大会王者の塚田陽亮、ツアー2勝の秋吉翔太、内藤寛太郎はイーブンパーの14位となっている。19年大会王者の堀川未来夢は1オーバーの18位。通算3勝の時松隆光選手会長、日本オープン2勝の稲森佑貴は2オーバーの24位。森ビルと契約する大会ホストプロの小田孔明、地元・茨城県出身の大槻智春、初優勝を目指す伊藤有志は3オーバーの30位で続いた。

 ツアー通算17勝の石川遼、アマチュアの米沢連(東北福祉大4年)は4オーバーの41位。ツアー3勝の矢野東は5オーバーの43位。ツアー1勝の片岡尚之は6オーバーの50位。通算2勝の浅地洋佑は7オーバーの54位となった。

 過去10大会中、8人のツアー初優勝者が誕生している難易度の高いメジャー。木下稜、大岩、古川の最終日最終組の3人はいずれも、ツアー初優勝を目指すフレッシュな顔ぶれとなった。

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