全米オープン第2Rで星野陸也が6差21位で予選通過 東京五輪代表入りが確定


◆男子プロゴルフツアー ▽海外メジャー第3戦 全米オープン 第2日(18日、米カリフォルニア州・トーリーパインズGC=7652ヤード、パー71)

 日没順延となった第1ラウンドの残りと、第2ラウンドが行われた。3年ぶり2度目の出場の星野陸也は、第1ラウンドの残り4ホールと第2ラウンド計22ホールを回った。第1ラウンドの8番、9番で連続バーディーを奪って69。2アンダーの5位につけた。

 第2ラウンドはパットがさえて4バーディー、5ボギー、1ダブルボギーの74で回り、首位と6打差の通算1オーバーの暫定21位で初の予選通過を果たした。1番から出ると、2番で4オン2パットのダボが先行した。3番でアイアンでの第1打をピン左1メートルにつけて取り返すと、6番は2メートル、8番も3・5メートルにつけて伸ばした。後半はショットが乱れて5ボギーを喫するも、最終18番で3打目を50センチにつけて伸ばし、日本勢最上位で決勝ラウンドへと進んだ。「再開後(第1R6番)の3メートルのパーパットをしっかり決めたところから、良い流れでスタートできましたね。最後18番でバーディーが取れて、明日につながると思います。予選を通ったので、ここから狙っていきたい。第1ラウンドと第2ラウンドの前半と同じように、流れを作ってピンチをしのいでいけたら、良いスコアで上がれるかなと思う」と海外メジャーで自身初となる上位フィニッシュを誓った。

 今大会終了後の世界ランクをもとに東京五輪代表選手60人が決まる。星野は日本勢2番手の世界ランク78位。今大会の成績次第で逆転の可能性を残していた石川遼(29)と浅地洋佑(28)がともに予選落ちしたため、世界ランク15位の松山英樹(29)に続く2枠目で、初の五輪代表入りが確定した。「開催されるのではあれば、やはり出たい」と話してきた57年ぶりの自国開催の夏季五輪に、今季日本ツアー3勝の期待の25歳が立つ。

 ◇星野 陸也(ほしの・りくや)1996年5月12日、茨城・友部町(現・笠間市)生まれ。25歳。6歳からゴルフを始める。15年に水城高から日大へ進学も2年で中退し、16年にプロ転向。18年フジサンケイクラシックでツアー初優勝。日本ツアー通算5勝。愛称は小学時代から親交がある石川遼が名付けた「リッキー」。186センチ、76キロ。家族は両親と姉、妹。

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