芦沢宗臣が女子プロルーキー・松本珠利をキャディーに初Vへ「楽しんで頑張りたい」


18番、グリーン上で松本珠利キャディ(右)と談笑する芦沢宗臣(カメラ・渡辺 了文) 

18番、グリーン上で松本珠利キャディ(右)と談笑する芦沢宗臣(カメラ・渡辺 了文) 

◆男子プロゴルフツアー パナソニックオープン第3日(25日、京都・城陽CC=6967ヤード、パー72)

 第3ラウンドが行われ、首位と3打差の6位で出たツアー未勝利の芦沢宗臣(ひろたか、田辺CC)が10バーディー、3ボギーの65をマーク。通算15アンダーとし、永野竜太郎(フリー)、大岩龍一(ディライトワークス)と並び首位に立った。2017年大会でツアーデビューした思い出の大会で好位置につけ「微妙な距離のパットが入ってくれましたね。今日はパッティングにつきる一日でした」と納得の表情で振り返った。

 今大会は同じ所属先で、6月の女子のプロテストに合格した、松本珠利をキャディーに起用した。主催者推薦で出場が決まってから、松本がプロデビューを予定する11月の女子下部・ステップアップツアーの京都レディースが今大会と同じ会場で行われることを知り「彼女にとってもいいイメージをつくれるし、いいかなと思って」と依頼した。この日はパットでラインを読む際にしきりに相談し「ラインを読んで微妙だったら『真っすぐだね』とか言いながらやっていた。結構長いパットが入ってくれて」と感謝した。

 今季ツアー初戦となった7月の日本プロ選手権(58位)では、首位で迎えた決勝ラウンドで77、76と崩れてツアー初優勝に届かなかった。「(日本プロの結果を)あまり聞かないで欲しいんですけど…」と口をとがらせつつも「日本プロは結局3日目以降に崩れてしまって。今日はまだ3日目だと言い聞かせてやったから良かったのかな。最後の方はちょっとしびれましたけど」。まず、3日目の第一関門を突破した。

 16年12月にプロ転向し、今季は今大会が3試合目で、獲得賞金は68万2000円でツアー161位につけている。ツアーで最終日に最終組で回るのは自身初で「3日目が終わってこの位置にいるのは初めてのことなので、明日はどういう心境になるか分からないけど、楽しんで頑張りたい」。頼れるキャディーとともに初の頂点に挑む。

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