日本シリーズJTカップは一日2000枚のチケット一般販売で2年ぶりの有観客開催を発表


20年大会を制したチャン・キム

20年大会を制したチャン・キム

 日本ゴルフツアー機構と報知新聞社など主催者は8日、国内男子プロゴルフツアー最終戦のメジャー、日本シリーズJTカップ(12月2~5日・東京稲城市の東京よみうりカントリークラブ)を2年ぶりの有観客開催で行うことを発表した。感染症対策のため、一般のチケット販売は一日2000枚に制限される。

 会場内では「日本国内プロゴルフトーナメントにおける新型コロナウイルス感染症対策ガイドライン」に従い、検温やマスク着用など感染予防対策の徹底を求める方針。昨年大会に続き、開会式も行わない。今後も政府や地元自治体の見解および、感染症の動向を注視しつつ準備を進めていく予定で、大会開催の可否を含めて内容を変更する可能性もあるという。

 賞金総額は1億3000万円、優勝賞金は4000万円で2019年大会までと同額となった。30選手による72ホールストロークプレーで争われ、優勝者には3年シードが贈られる。

 出場30選手の出場資格は、〈1〉前年度日本シリーズJTカップ優勝者〈2〉2021年開催の日本ツアー優勝者(アマチュア含む)〈3〉東京五輪の日本代表(ツアーメンバー外も適用)〈4〉20―21年日本ツアー賞金ランク上位20位(大会前週のカシオワールドオープン終了時)〈5〉日本ツアーメンバーで20―21年の米ツアー、欧州ツアー優勝者〈6〉世界ランク100位以内(21年三井住友VISA太平洋マスターズ終了時)までで上記〈1〉~〈5〉までの該当者を除くツアーメンバー上位3人〈7〉上記の〈1〉~〈6〉までで30人に満たない場合、カシオワールドオープン終了時点の獲得賞金(海外メジャー獲得賞金含む)上位者で30人に達するまでとなった。

 ただし、〈3〉で有資格者となる東京五輪代表の松山英樹(29)=LEXUS=は主戦場の米国に滞在中。日程が重複する有資格の、タイガー・ウッズ(米国)が主催するツアー外競技「ヒーロー・ワールドチャレンジ」(12月2~5日・バハマ)への出場を検討している。

 チケットは、13日午前10時からローソンチケットホームページ、ローソンとミニストップ店頭Loppiにて購入可能。第1、2ラウンドは税込み3000円、第3、最終ラウンドは税込み5000円。ギャラリー駐車場は無く、小田急線新百合ケ丘駅南口から無料送迎バスがある。

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