
日本ゴルフツアー機構の青木功会長
男子ゴルフの石川遼(カシオ)が帰国後の適切な隔離措置をせず、一般客が利用するゴルフ場で練習したことなどを写真週刊誌「FLASH」に報じられ、選手会と日本ゴルフツアー機構(JGTO)の副会長を辞任する意向を示した件について、JGTOの青木功会長が10日、静岡県内のツアー会場で取材に応じた。
石川が出場を辞退した11日開幕の三井住友VISA太平洋マスターズ(静岡・太平洋C御殿場C)のプロアマ戦後に、青木会長は「まだ詳細を聞いたりしているので、(結論が)こういうことだと分かったら(リリースを通じて)連絡します。具体的なことは言えない」と話すにとどめた。
その上で「早く結果(結論)を出したい。(臨時理事会は)2、3日後に予定はしているけど、スケジュール(の問題)もある。(処遇が)出たらすぐ(発表を)出します」と説明した。
石川は米国から帰国後の隔離期間中に、一般客が出入りする千葉県内のゴルフ場でラウンドし、その後複数人で食事等をしていたことが報じられた。9日にマネジメント会社を通じて「一部至らない点があったことを、おわび申し上げます」と謝罪した。
今週のトーナメント出場を辞退し、今後の試合に関してはJGTOに判断を委ねるとしている。同機構は9日、石川の処遇について「近々、臨時理事会を開催し、最終的に決定する予定」とした。
JGTOは同日、青木会長名で「役員による軽率な行動によりお騒がせし、ご迷惑をお掛けしておりますことをおわび申し上げます」と声明を出していた。