練習ラウンドでティーショットを放つ稲見
◆女子プロゴルフツアー開幕戦 ダイキンオーキッドレディス 練習日（２日、沖縄・琉球ＧＣ＝６５９０ヤード、パー７２）
３日からの大会を控え、昨季賞金ランク１位の稲見萌寧（Ｒａｋｕｔｅｎ）が公式会見に登場した。この日は金沢志奈、臼井麗香とともに９ホールの練習ラウンドでコースを確認した。「オフはなかなか思うように練習とトレーニングができず、不安なまま」としながら、「シーズンに入ったらやるしかない」と力を込めた。
昨秋に痛めた腰の状態については「重り（を使ったトレーニング）はドクターストップの状態だが、自重のほうで体を大きくするようにした。痛み自体はまったくない。（スイングは）やっていることの延長線上でやっている。（完成度は）まだ３０、４０％くらい」と説明した。
昨年大会では７位に入り、３～５月の間に５勝を挙げた。今季に向けて「私自身、去年のことや１年間通してをあまり考えないタイプ。目の前の目標をクリアして、まず１勝できるように頑張っていきたい。どの試合でも勝てればうれしい。まずは予選通過して４日間楽しく回り切れるように」と見据えた。
今季から賞金ランクではなく、積算ポイントランクに年間女王争いに主眼が置かれる。稲見は「（昨季）“最後の”賞金女王ってかっこいい終わり方だなって思う」と笑いを誘った。