
18番でパーパットを決め優勝した蝉川泰果 (カメラ・馬場 秀則)
◆男子プロゴルフツアー メジャー第3戦 日本オープン 最終日(23日、兵庫・三甲GCジャパンC=7178ヤード、パー70)
6打差首位から出たアマチュアの蝉川泰果(たいが、東北福祉大4年)が2バーディー、2ボギー、1トリプルボギーの73で回り通算10アンダーで、初日から首位を譲らない完全優勝を達成した。9月のパナソニックオープンに続く、史上初のアマ2勝目、アマのメジャー優勝は第1回・1927年大会の赤星六郎以来95年ぶり2人目の快挙となった。以下、中継局NHKの優勝インタビュー全問答。
―日本オープン95年ぶり2人目&アマ2勝目です
「いやぁ、そうですね。今まで、アマチュアが1勝しかしたことない中で、自分が2勝目を初めてできたというのが、すごくうれしく思っています」
―最終日最終組で前半で4打差に詰まった
「まさか9番の奥からのアプローチが、2回くぐると思ってなかったので。本当にヒヤっとしたんですけど、何とか勝てて良かったなと思います」
―10番のバンカーは素晴らしい寄せでのパー
「そうですね、あれは大きかったですね。あの一打で、ちょっと気持ちも立て直せたので。あの一打はいま考えると、大きいなと思います」
―比嘉の後半の追い上げによる重圧は?
「いや、重圧はそんなに感じてはいなかったんですけど。本当に良いプレーをしたいということにずっと集中していたので、なかなか良いプレーができないな、と思いながらプレーしていました」
―18番は2打目がバンカーに行きましたがパーセーブしましたね
「そうですね。まさかパーセーブできると思っていなかったので。2メートル手前で入るなと確信がついた瞬間に、気づいたらガッツポーズをしていましたね」
―4日間一度も首位を譲らずに完全優勝でした
「はい、ありがとうございます。やっぱりキャディーだったり、大学のコーチや選手とトレーナー、ナショナルチームのコーチ・ジョーンズさんだったり、色んな人の力があってのことだと思うので感謝を述べるのと。ギャラリーの皆さんの声援も本当に大きかったので。ありがとうございます。力になりました」
―今後はどんな選手になりたいか
「見ていて面白いな、だったり、すごいなと思えるようなプレーをできるような、(米ツアー歴代最多82勝の)タイガー・ウッズ(米国)みたいな選手になれるように、頑張っていきたいと思います」
―ギャラリーに一言
「本当に朝早くから多くの声援を頂いて、ありがとうございました。4日間、自分の力にすごくなったので。また今後もプロツアーに出た時も応援して頂けるとすごくうれしいです。これからも応援宜しくお願いします」