結婚記念日の横峯さくら、ギリギリで予選通過 大会前日に祖母が死去も気丈にプレー


5番ティーショットを放つ横峯さくら(カメラ・今西 淳)

5番ティーショットを放つ横峯さくら(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー フジサンケイレディス 第2日(22日、静岡・川奈ホテルGC富士C=6457ヤード、パー71)

 11位から出たツアー通算23勝の横峯さくら(エプソン)は2バーディー、3ボギー、2ダブルボギーの76と苦戦し、通算4オーバーの49位に後退したが、ぎりぎりで予選通過した。「最終日はビッグスコアを出したい」と前向きに話した。

 大会前日の20日に、幼少時にかわいがってもらっていた祖母の横峯ハツエさんが老衰のため97歳でなくなり、大会初日の21日に家族葬が行われた。父・良郎さんと母・絹子さんの進言によって帰郷せずに、試合出場を選択した。第2日のこの日は、キャディーを務める森川陽太郎さんと9年目の結婚記念日。人生の節目が重なった大会となった。

 「夫と『いい日にしようね』と話してスタートしましたが、ダブルボギーが2回で最悪、最低な日になってしまいました」と苦笑いで話した。それでも、ぎりぎりで予選通過。最終日でリベンジするチャンスを得た。10代からツアーの第一戦で活躍し、今は37歳のママとなった。人生の悲しみも喜びも受け入れて、プレーを続ける。

 首位と1打差の3位からスタートした新人の神谷そら(フリー)が68で回り、通算6アンダーで首位に立った。昨年覇者の高橋彩華(東芝)が65で回り、1打差2位に浮上。31位から出た原英莉花(NIPPON EXPRESS)は、1イーグル、バーディーなし、7ボギー、1ダブルボギーの78と崩れ、通算8オーバーの86位で予選落ちした。

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