
4番ティーショットを放つ小祝さくら(カメラ・今西 淳)
◆女子プロゴルフツアー ニチレイレディス 最終日(16日、千葉・袖ケ浦CC新袖C=6584ヤード、パー72)
3打差5位から出た小祝さくら(ニトリ)は7バーディー、ボギーなしの65をマークし、通算12アンダーで1打差2位となった。前半に3つ伸ばし、後半の途中からは優勝を意識し始めた。「1つでもスコアを伸ばせるようにとやっていたんですけど、途中でボードを見た時、2打差ぐらいあったので、ここから取れるホールは取りたい」と同組で回り、優勝した岩井明愛(あきえ、ホンダ)と最終ホールまでデッドヒートを演じた。
17番パー3ではカップの真横をかすめるホールインワン寸前のショットを披露した。18番パー5では2オンに成功。7メートルのイーグルパットを沈めればプレーオフだったが、わずかに左に切れ、12アンダーでホールアウトした。直後に岩井明もバーディーとし、今季2勝目とはならなかった。「今年は複数回優勝を目標にしている」と話す小祝。3月のヤマハレディースに続くタイトル奪取へ前を向いた。
目の前で優勝した岩井明のプレーを見て、「パターがすごい上手だし、飛ぶし曲がらない。飛距離が出るのに安定しているなといつも思う。うらやましい」と印象を語った。