高橋彩華が65で単独首位発進 合言葉は「どうせうまくいかない」


最終9番でバーディーを奪い笑顔でホールアウトした高橋彩華。初日7アンダーで単独首位に立った(カメラ・今西 淳)

最終9番でバーディーを奪い笑顔でホールアウトした高橋彩華。初日7アンダーで単独首位に立った(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー アース・モンダミンカップ 第1日(20日、千葉・カメリアヒルズCC=6688ヤード、パー72)

 ツアー1勝の高橋彩華(東芝)が8バーディー、1ボギーの65をマークし、単独首位発進を決めた。今大会は過去6度出場し、予選落ち3回、棄権1回と相性は良くない。「ドライバーを曲げたら(ラフが長く)大変。意識しすぎてめちゃくちゃ深いところに入ってしまう。だんだん振れなくなって、悪循環でいいイメージがなかった」と苦手意識を持ちながら今年もスタートした。だが、思考を転換させ「どうせうまくいかないだろう」と10番から出て、そのまま18ホールを終え、8つのバーディーを量産した。

 難度の高いホールでスコアを伸ばした。11番で5メートル、12番で2メートルを沈め「そこでバーディーが来て楽になった」と流れに乗った。終盤は7番をボギーとするも、8番で取り返し、最難関の9番パー3でも下りの5メートルをねじ込み、単独首位で初日を終えた。

 今季は16試合に出場し、半数以上の9試合でトップ10入り。2022年フジサンケイレディス以来、ツアー2勝目へ幸先良くスタートした今大会。「入れたら流れを作るパットを決められるかが、優勝争いでは大事になる」とグリーン上を鍵に挙げた。21日以降も、「どうせうまくいかない」を合言葉にバーディーラッシュを狙う。

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