ラウンドガールが全組帯同も 男子ゴルフツアー「前澤杯」はプロアマ戦10日間で初の2週間開催


前澤友作氏

前澤友作氏

 日本ゴルフツアー機構(JGTO)が18日、来季の男子ツアーの日程を発表した。4増4減の24試合で、賞金総額は約5300万円増の33億1458万円。長嶋茂雄招待セガサミーカップなどの4試合が減る一方、前澤杯、能登半島地震の復興支援を目的としたリシャール・ミル・チャリティーなどが新たに加わった。今後増える可能性もある。

 前澤杯(4月14~27日、千葉・MZ・GC)は実業家・前澤友作氏(49)の発案で、プロアマ戦を異例の10日間、本戦4日間の国内ツアー初の2週間開催となる。プロアマ参加者は一緒に回るプロをオークション入札方式で指名。プロアマによる収益を賞金に充て最大で総額4億円、優勝8000万円を想定している。

 倉本昌弘副会長(69)は「事前に選手と負担について話し合った。選手の了解のもと、やりましょうということになった」と説明。人気選手に負担が集中することが懸念されるが「石川遼選手も『やります』と言ってくれている」と明かした。ラウンドガールがスコアボードを持ちながら全組に帯同する。男子ツアーは人気低迷が叫ばれて久しい。今回の斬新なアイディアが人気回復の突破口になることを期待した。(高木 恵)

 ◆国内男女ツアーの現状

 ▼観客数(24年度) 男子は国内22試合(韓国開催の2試合を除く)で26万32人=1試合平均1万1820人。女子は国内37試合で41万5998人=同1万1243人※ただし、3日間大会が約半数。

 ▼大会数(25年度) 男子は24試合、女子は37試合で、ともに維持。

 ▼賞金総額(25年度) 男子は33億1458万円(前年比で約5300万円増)、女子は44億3500万円(前年比で約1200万円増)。

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