
名コンビのウッディ(左)とバズ(C)1995 Disney Enterprises,Inc./Pixar.All Rights Reserved.
きょう12日からの金曜ロードショー(後9時)は、7月3日からシリーズ最新作「トイ・ストーリー5」が公開されるのを記念して、同シリーズの過去作品を4週連続で放送。12日は記念すべき第1作「トイ・ストーリー」(1996年)が「ニセものバズがやって来た」、「レックスはお風呂の王様」の短編2本と合わせての登場となる。金ローでは、「ピクサー特集」として24年7月に放送されて以来、2年ぶりの放送だ。
物語の主人公はカウボーイの人形のおもちゃ・ウッディ。彼をはじめ、アンディ少年のおもちゃたちは人間が見ていないところでは自由に動き回り、毎日仲良く、楽しく暮らしていた。そんなある日、アンディの誕生日プレゼントとしてやってきたスペース・レンジャーのバズが”仲間”として加わる。
様々な機能が付いているバズに注目が集まることで、リーダーの座が脅かされることを恐れるウッディ。一方、バズは自分が本物のスペース・レンジャーであることを信じて疑わない。そんなある日、ウッディとバズはアンディの隣に住む、おもちゃいじめが大好きないらずら好きの少年・シドに捕まってしまい…。
今さら説明するまでもないが、本シリーズがこれほどまでに人気を博しているのは、ウッディとバズをはじめとするおもちゃたちが、様々な出来事が起きる中で人間以上に素直な感情をあらわにし、人生の上で大切なものは何なのか-を見る側に教えてくれるから。各所にちりばめられたセリフが、それをさらに盛り上げてくれる。記者は実写と違って、アニメ映画�\x92見る際には劇場でも字幕ではなく吹き替えで見ることが多いのだが、よりストレートにメッセージが伝わってくるようにも感じる。
本シリーズはこの第1作から第5作までウッディの吹き替えを唐沢寿明、バズは所ジョージが変わらず務めている。「-4」から7年、本作の公開からは30年が経過したが、最新作でも名コンビが健在だったことはファンを安心させたと思うが、米国のボイスキャストはどうなっているのだろうか?
こちらもスタート時から変更はなし。ウッディをトム・ハンクス、バズをティム・アレンが務めている-というところで、「ティム・アレンって誰?」という人が多いのではないだろうか。ハンクスは2年連続で米アカデミー賞主演男優賞を獲得した「フィラデルフィア」(93年、日本公開は94年)、「フォレスト・ガンプ一期一会」(94年、日本公開は95年)をはじめ、数々のヒット作に出演しているが、アレンの方はピンと来ない人も多いのでは…と思う。
ティム・アレンは、所ジョージよりも2年早い53年生まれの72歳。スタンダップ・コメディアンとして、現在も全米各地のホールで精力的に活動しているのと同時に、実写映画ではふとしたことがきっかけでサンタクロースの仕事を引き継ぐことになってしまう男の奮闘を描いたコメディー「サンタクローズ」(94年、日本公開は95年)などへの出演もある。
タレントとして活動しながら声優も務め、趣味を生かした仕事や司会業もこなす所と俳優・声優とコメディアンの“二刀流”のアレン。多才なところが共通しているのは、実に興味深いところだ。(高柳 哲人)

