河本結「マネジメントとメンタルのコントロールで」3位にジャンプアップ


17番ティーショットを放つ河本結。通算3アンダーの3位で大会を終えた(カメラ・今西 淳

17番ティーショットを放つ河本結。通算3アンダーの3位で大会を終えた(カメラ・今西 淳

 ◆女子プロゴルフツアー Vポイント×SMBCレディス 最終日(23日、千葉・紫CCすみれC=6668ヤード、パー72)

 15位で出た河本結(リコー)が6バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの69で回り、通算3アンダーの3位に大きく順位を上げて大会を終えた。「オーバーパーからスタートしないことだけを意識した。それが達成できて、まずはよかった」と納得の表情。4、5番の連続バーディーで波に乗り、最終日のリーダーボードを駆け上がった。

 スイング自体には課題を残してシーズンの開幕を迎えたが、2試合で15位、3位と上々の結果を残している。「自分の中で自信を持って振れているかって言ったら、まだ70パー60パーぐらいしかスイングは完成していない。その分、マネジメントとメンタルのコントロールでこの順位で戦えているのかな」と語った。

 意識改革を進めている。「コースの中に入ってしまえば、スイングがぐちゃぐちゃでも、汚くても、スコアをまとめなくちゃいけない。ゲームとして組み立てるということを、とにかく意識している」と言い、「どんな球でもいいので、とにかくコース内に置いて、打っちゃいけない所にだけ置かない。コースに入ったらスイングのことを考えないようにしている」と明かした。

 「練習場ではできていることを、コース内でも無意識にできるように」理想のスイングを突き詰める課程にいる。「メジャーまでには、と思っている」。今季メジャー初戦の5月のワールドレディスサロンパスカップ(8~11日・茨城GC東C)をターゲットに、完成度を上げていく。

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