久常涼は今季最高の4位 米ツアー初Vならずも「いい形でプレーはできたので良かった」


◆米男子プロゴルフツアー バルスパー選手権 最終日(23日、米フロリダ州・イニスブルック・リゾート=7352ヤード、パー71)

 最終ラウンドが行われ、2打差5位から出た久常涼(SBSホールディングス)は5バーディー、2ボギーの68で回り、通算8アンダーで今季最高の4位となった。ホールアウト後、中継局のインタビューに応じ、「優勝を目指してたので、少しそこの部分が足りなかったのは悔しい。でも、いい形でプレーはできたので良かった」と米ツアー初優勝を逃すも、前向きに振り返った。

 悲願へ向け、2打逆転を目指しスタート。5番パー5で3打目をピンに絡めてバーディー先行とした。7番では3メートルのバーディーパットを沈めた。9番を落としたが、10番でグリーン左手前からチップインバーディー。続く11番でも伸ばし、首位に追いついた。その後は差をつけられたが、難度の高い16番ではピン奥から4メートルをねじ込み、5つめのバーディー。17番パー3はグリーン左手前バンカーからの第2打が寄らずボギーに。18番はティーショットがバンカーにつかまり、2打目は刻むことに。3打目を寄せてパーセーブしたが、優勝には届かなかった。それでも「今週はショートゲームが良くなった」と手応えをつかみ、次週を見据えた。

 23年の年間王者、ビクトル・ホブラン(ノルウェー)が11アンダーでツアー7勝目を挙げた。大西魁斗(ZOZO)はイーブンパーで42位となった。

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