ゴルフでもサッカーでも…進化遂げるスポーツ界で大きく変化する選手たちの“目線”


森保一監督

森保一監督

◆スポーツ報知・記者コラム「両国発」

 今季から米女子ゴルフツアーには過去最多13人が参戦する。昨年まで8年間、ゴルフを担当。19年AIG全英女子オープンの渋野日向子から、笹生優花、古江彩佳と女子の5大メジャー覇者が次々と誕生し、竹田麗央、山下美夢有といったエース級が海を渡った。

 渋野、畑岡奈紗、勝みなみといった98年度生まれ・黄金世代は、2010年に世界ランク1位になった宮里藍さんに憧れてゴルフを始めた。その下の古江ら00年度生まれ・ミレニアム世代が続き、山下、笹生の21世紀(01年度)生まれの世代へとつながる。

 ジュニアからゴルフを始め、多くはアマ日本代表(ナショナルチーム)で国際経験を積み、プロテストを経て国内のJLPGAツアーから海外へ挑戦する。藍さんの活躍から選手の目が世界へと向き、米ツアー制覇や海外メジャーが夢から目標になった。

 私は14年ぶりにサッカーを取材し、選手たちの目線の高さを実感している。高校からJリーグを経由せず直接欧州へ行くことも珍しくない時代。今では日本代表の海外組は直近の招集メンバー27人中22人となり、子供たちの目標も、かつてのJリーガーから、三笘、久保のようにプレミアやスペインで活躍し、日の丸を背負うことに変わったのだろう。

 ゴルフでは弾道測定器を使った科学的トレーニング、サッカーであれば対戦相手の戦術分析などデータ活用は目覚ましい進化を遂げている。だが、根底にある競技への熱さ、勝ちたいという執念、家族・支える人たちのドラマなど変わらないものもある。サッカー日本代表は過去4度の16強が最高。森保ジャパンは26年6月からの北中米大会に向け「W杯優勝」を掲げる。選手たちは自らを信じ、目標に突き進む。スポーツ界の目が世界に向く今、熱狂を伝えていきたい。(サッカー担当・岩原 正幸)

 ◆岩原 正幸(いわはら・まさゆき) 2004年入社。野球、静岡支局、販売局などを経て17年からゴルフ担当。今年からサッカー担当キャップ。

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