37歳有村智恵、双子出産から2年ぶりツアー復帰 飛距離10ヤード減も…目標は「予選通過」「ホールインワン」


取材対応した有村智恵

取材対応した有村智恵

◆女子プロゴルフツアー ヤマハレディース(3~6日、静岡・葛城GC山名C=6475ヤード、パー72)

 女子プロゴルフツアーのヤマハレディースは4月3日から4日間、静岡・葛城GC山名C(6475ヤード、パー72)で行われる。日本ツアー14勝で、昨年4月に双子男児を出産して約2年ぶりにツアー復帰する有村智恵(フリー)が2日にプロアマ戦に出場し、今大会へ意気込みを語った。

 37歳の有村は、23年4月のKKT杯バンテリンレディス以来、2年ぶりの復帰戦に向けて最終調整。経験豊富なベテランながら「すでに緊張してます…。昨日までは大丈夫だったけど、このコースの難易度が緊張感を増幅させてる。普段の生活では何日も連続でゴルフをするのがなかなかなかった。練習ラウンドから3日目だけど、かなり体も…。昔よくやってたなと。ツアーを戦ってる選手はやっぱりすごいんだなと改めて実感してる。今できる全てを出し切りたい」と語った。

 昨年4月に双子の男児を出産。今年1月から本格的な練習を始めたが「昔ツアーに出てた頃の自分の調整が100としたら、10くらいしかできてない」。子供もこれから保育園に通う段階だけに、ゴルフに割けるのは一日3~4時間ほど。「体力面が一番影響ある。足の筋力が毎日やると差が出てくる。そこが足りていない」。飛距離は平均10ヤードほど落ちたという。

 それでも、母親となったことで強さも増した。「腹をくくれるというか、このコースでいくつ打とうが死ぬわけじゃない。出産の時、もしかしたらいろんなリスクがあると言われて、もしかしたら戻ってこれないかも、動けなくなるかもと思うこともあった。どんなスコアでもゴルフができるだけですごい幸せと思える今がある」。言葉に力がこもった。

 3月にはツアー外の試合に出場し、感覚を取り戻した。「体(の動き)が小さくなりがちなので、練習の時からできるだけ大きく動かすことを心がけることを気づけた」。年度末と初めで夫の仕事も多忙となり、保育園の入園手続きなどに追われながらも復帰戦への準備を整えた。

 2人の子供は週末に会場に来る予定。予選通過することで、子供の前でプレーすることができる。「もしプレーができる状況だったらうれしい。出産して1年たって試合に出てるのは、自分にとってすごく記念的なこと。そこに子供たちが来るのは夢だった」とかみしめた。

 有村は「予選通過」のほかに、もう1つの野望がある。「一番の目標は、ホールインワンの記録を藤田さいきさん(歴代1位=7回)に追いつくこと。記録を伸ばせるように頑張りたい。全ホール、カップが空いてる限りは可能性があるから頑張ります!」。自身は通算6回で2位タイにつける記録を伸ばすことを誓った。

最新のカテゴリー記事