西郷真央「いい締めくくりだった」 下り7メートル沈めて決着 PO制し16強入り


◆米女子プロゴルフツアー Tモバイルマッチプレー 第3日(4日、米ネバダ州・シャドークリークGC=6765ヤード、パー72)

 西郷真央(島津製作所)はユ・ヘラン(韓国)とのマッチアップを1ダウンで落としたが、2勝1敗で並んだユとのプレーオフを1ホール目で制し、ベスト16入りを決めた。ホールアウト後、中継局のインタビューに応じ「今日はパッティングが良くなく、3パットも2回した。すごいフラストレーションがたまる一日だったが、(プレーオフを)バーディーで締めくくれて、明日に進出できてホッとしている」と安堵(あんど)した。

 4番を終えた段階では西郷が1アップも、5、6番を連続で取られ相手の優勢に変わった。「前半のパー5(4番)で2オンして(3パットのパーで)アップが取れなかったところから流れが変わってしまった」。12番では互いにピンを刺すショットを披露。西郷が先に1・5メートルのバーディーパットを外し、1メートル弱をユが決めた。タイで迎えた15番で3パットのボギーをたたき、再びビハインドに。1ダウンで18番を迎え、ともにパーで2勝1敗と並んだ。

 プレーオフでは西郷がピン左奥7メートルのバーディーパットをねじ込み、勝負を決めた。「2パットでオッケーと思いつつ、ショートしないように、プレッシャー与えられるようにしっかり打とうと思っていた」。下りのスライスラインだったが、6メートルほどしっかり打ち、右拳を小さく握った。「今日の3パットが帳消しになるわけじゃないが、最後はいい締めくくりだった」とうなずいた。

 日本勢では唯一、16強入りを果たした。「今日はティーショットが安定していた。パッティングや風のジャッジが合わなかったので、そこを調整できれば。ティーショットも完璧なわけではないので、もっといい状態になれるように頑張りたい。次は負けたらダメな戦いになる。自分がいいプレーをして、相手にプレッシャーを与えたい」。米ツアー初優勝へ、ここからマッチプレー4連勝を目指す。

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