
13番、ティーショットを放つアマチュアの岩永杏奈。この日は4オーバーでトータル1アンダーの41位タイ(カメラ・渡辺 了文)
◆女子プロゴルフツアー リゾートトラストレディス 第2日(30日、徳島・グランディ鳴門GC36=6585ヤード、パー72)
1打差3位から出た16歳のアマチュア岩永杏奈(大阪桐蔭高2年)は2バーディー、1ボギー、1トリプルボギー、1ダブルボギーの76とスコアを落とし、通算1アンダーの40位で決勝ラウンドに進んだ。「初めて」という5パットを喫し、「後半けっこう耐えていて、そんなに悪くなかった。17番もギリギリのパーで、最後の最後に…」。苦笑いを浮かべつつ、瞳を涙で潤ませた。
5番パー5でティーショットを右崖下に曲げながら、4オン2パットのボギーでしのいだ。8番は第2打をピン右3メートルにつけてバーディーと、上位でプレーを続けた。難しいピン位置に音を上げるプロ選手が多かったこの日、やはりグリーン上で苦しんだ。9番パー5はピン下8メートルの段下からのバーディーパットが、カップに届く前に右に垂れ、4パットを要しダブルボギー。
18番は山頂に切られたピンの手前12メートルからのファーストパットが、傾斜を上りきらずに右下13メートルのカラーに“転落”。セカンドパットはピン奥1メートルにつけたが、サードパットはカップに蹴られ、再び右下13メートルのカラーまで転がり落ちた。2オン5パットの「7」、トリプルボギーとなった。「今日はパット自体はそんなに悪くなかったけど、ライン読みが難しくて流れてしまうことが多かった。明日はラインの読みをしっかりできるようにしたい」と、週末へ気持ちを切り替えた。