竹田麗央「すごく耐える一日だった」 難セッティングなんの 終盤6ホールで驚異の4バーディー


◆米女子プロゴルフツアー メジャー第3戦 全米女子プロ選手権 第2日(20日、テキサス州・フィールズ・ランチ・イースト=6604ヤード、パー72)

 第2ラウンドが行われ、3位から出た竹田麗央(ヤマエグループHD)が3連続を含む4バーディー、3ボギーの71で回って通算3アンダーとし、トップと3打差の2位で決勝ラウンドに進んだ。1977年の樋口久子以来となる日本勢48年ぶりの大会制覇を目指す。

 ホールアウト後に中継局WOWOWのインタビューに応じ「今日は途中、3オーバー(通算1オーバー)までいってしまったけど、後半にバーディーが来た。すごく耐える一日だった。風も吹いていたし、ショットもちょっと曲がっていて、なかなかチャンスも決めきれなかったので、なるべくボギーにならないように意識して回っていたら後半に3連続(バーディー)が来た。すごく耐えられたかなと思う」と振り返った。

 3つスコアを落として迎えた終盤の猛チャージで、息を吹き返した。後半4番パー3はホールインワン寸前のスーパーショット、5番は残り173ヤードの第2打を90センチにつけ、難関6番では残り142ヤードの第2打をピン右5メートルに運び、3連続バーディーを奪った。「前の前のホールからずっとパーパットが決まっていて、いい流れでプレーできていたのでバーディーにつながった」と語った。

 さらに最終9番パー5、グリーン左奥バンカーからの第3打を寄せてバーディーで締めた。「明日も多分風が吹くかなと思うので、しっかりまずは耐えて、チャンスが来たときに伸ばせるように頑張りたい」。3週前の全米女子オープンで日本勢トップの2位に入った22歳は、どこまでの冷静に、残り36ホールを戦い抜く。

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