
アベック優勝を果たした埼玉栄の神永直輝と佐藤彩葉
◇報知新聞社後援 関東高校ゴルフ選手権夏季大会個人決勝 最終日 (9日、軽井沢72ゴルフ東C、男子=入山C、6760ヤード、パー70、女子=押立C、6384ヤード、パー72、参加=男子139人、女子138人)
男子は初日首位の神永直輝(埼玉栄1年)が、スコアを3つ伸ばし、通算10アンダー、130で高校初優勝を飾った。女子は5位タイから出た佐藤彩葉(埼玉栄2年)が林愛輝美(茨城・明秀学園日立2年)とのプレーオフを制し初の栄冠に輝いた。
男子の神永は、後半に力を見せ、追いかけてくるライバルたちを振り切った。前半は6番パー5で今大会唯一のボギーを叩くなど、思うようにスコアを伸ばせなかったが、後半は14番パー5でバーディーを奪い、流れに乗った。続く15番で連続バーディー、最終18番でもバーディーを決め「6メートル、7メートルのパットを決められました」とニンマリ。
昨夏の「関東中学ゴルフ選手権」からつながる優勝で、中学、高校をまたいでの連覇を達成した。「めっちゃ優勝を狙っていたので、うれしいです」と笑顔を見せた。
女子の部は、佐藤が最終18番で10メートル以上のバーディーパットをねじ込み執念でプレーオフに持ち込んだ。プレーオフ2ホールを終えた時点で雷のため中断したが、再開された3ホール目のグリーン上で勝負が決した。最初にパットした林は約14メートルから1メートルを残したが、佐藤は7メートルからカップを外すもタップインパー。緊張のなか林のパットは無情にも外れ、佐藤の優勝が決まった。
「(林)愛輝美ちゃんはパターがうまいので、終わらせてやろうと思いました」と要所のパットがさえ、栄冠をたぐり寄せた。佐藤は個人優勝と団体戦と合わせ、関東2冠に輝いた。将来の夢は「強く、美しく、世界で活躍するプロゴルファーになりたいです」と笑顔だった。
<男子上位最終成績�\xBC\x9E
〈1〉神永直輝130〈2〉沖田雫(埼玉栄1年)134〈3〉粟野泰成(茨城・水戸啓明3年)135〈4〉戸村空汰(埼玉栄1年)135、〈5〉井上滉太(埼玉栄3年)136〈6〉佐藤ミラー(栃木・佐野日大2年)137
※同スコアの順位はマッチングスコアカード方式による
<女子上位最終成績>
【1位】佐藤彩葉140〈2〉林愛輝美(茨城・明秀学園日立2年)140〈3〉新井俐奈(茨城・明秀学園日立2年)141〈4〉藤崎沙羅(栃木・佐野日大2年)142
〈5〉石井真子(千葉黎明2年)143〈6〉大谷麗音(長野俊英3年)144
※1、2位はプレーオフで決定
※アウト34、イン38のパー72
<主催>関東高等学校・中学校ゴルフ連盟