野生動物対策 ゴルフ場で「モンスターウルフ」が躍動中 まるでオオカミ


ブルックスCCで見張りを続ける「モンスターウルフ」(カメラ・高木恵)

ブルックスCCで見張りを続ける「モンスターウルフ」(カメラ・高木恵)

◆男子プロゴルフツアー ISPSハンダ夏の決戦トーナメント 第2日(22日、北海道・ブルックスCC=7286ヤード、パー72)

 会場のブルックスCCで存在感をひときわ放っているのが「モンスターウルフ」だ。オオカミに似せた野生動物撃退装置で、2~3年前から鹿対策としてコースに導入された。

 体調1・2メートル、高さは80センチ。目が赤く光り、大音響で吠え続ける。「ウォーン」「ウギャー」。50種類以上の音を用いて変化を入れることで、動物に慣れさせない。首が上下に動き、生きているように見える。

 ブルックスCCでは“2匹”を“飼育”している。14番常駐が1台と、電動カートに乗って移動するコース全体の見張り役が1台。1番から18番までの自動カート道を、グルグルと7~8周パトロールする。毎日午後7時前後に始動し、明朝5時まで無休で動き続けるそうだ。今大会中は主催者から1台提供があり、3台がコース内で活躍している。

 宮下博樹支配人は「コースに鹿が多く、グリーンを荒らされるなどの被害を防止するためです。鹿は音に敏感なので、効果があります」と話した。

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