菅楓華「牛タンが力になった」 仙台でのホステス大会 逆転で涙のツアー初優勝


初優勝を果たし、Vサインする菅楓華(カメラ・宮崎 亮太)

初優勝を果たし、Vサインする菅楓華(カメラ・宮崎 亮太)

◆女子プロゴルフツアー ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 最終日(28日、宮城・利府GC=6590ヤード、パー72、報知新聞社後援)

 2打差10位で出た菅楓華(ニトリ)が逆転でプロ初優勝を飾った。8バーディー、1ボギーの65をマークし、通算9アンダー。今季開幕から2試合連続で2位に入るなど惜しい戦いが続いていたプロ2年目の20歳が、終盤までもつれた後藤未有(大東建託)、神谷そら(郵船ロジスティクス)、穴井詩(らら、ゴルフ5)との争いを制した。最終組の3つ前でホールアウト。プレーオフに備えて球を転がしていた練習グリーンで入谷響らに祝福されると、涙があふれた。

 以下、優勝インタビューでの主な一問一答。

 ―今季トップ10が何度もあったなかでの初優勝

 「開幕戦から優勝争いの経験をたくさんして、勝ちたい気持ちが強かったけど、中盤戦はなかなか優勝争いに加われず、すごく苦しい日もあったけど、最後まで自分を信じて戦うことが今日はできた」

 ―スタート前の気持ち

 「私の位置では全然分からない状況だったので、今日ビッグスコアを出せば可能性があるかなと思ってスタートした」

 ―65のスコア

 「今週はショットがすごく安定していて、パッティングが決まってくれればスコアは作れると思っていた。そのパッティングがすごく決まってくれた」

 ―同世代の選手が先に優勝

 「すごくたくさん刺激をもらっていたので、私も早く勝ちたいという思いがすごく強かった」

 ―この優勝をだれに伝えたいか

 「家族が一番。おじいちゃんがずっとそばで見ていてくれたので、おじいちゃんに『優勝したよ』って報告したい」

 ―宮城はどんな場所に

 「いつもクラブサポートをしていただいているダンロップさんの大会でもあったので、すごく思い入れのある大会。今週もたくさん牛タンを食べられたのでそれが力になって頑張ることができた」

 ―シーズン終盤戦へ

 「今年は(最終戦の)リコーカップに出場することを目標にしていたので、それに向けてまたしっかり頑張っていきたい。まだまだ試合は続くので、2勝目、3勝目を目指して頑張りたい」

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