
3番ティーショットを放つ稲見萌寧(カメラ・今西 淳)
◆国内女子プロゴルフツアー 富士通レディース 第1日(17日、千葉・東急セブンハンドレッドC=6697ヤード、パー72)
第1ラウンドが終了後、ツアー13勝の稲見萌寧(フリー)に対し、同伴競技者によるサインの確認ミスが発覚し、2罰打が下された。
稲見は青木瀬令奈(リシャール・ミル)、永井花奈(ServiceNow)と同組でプレーし、ホールアウト後にスコアカードを提出。アテストエリアを出た後、稲見のスコアカードに本来記入するべき永井のサインがないことが判明した。
1番から15番まで稲見のマーカー(スコアに間違いがないか確認し、証明のサインをする人)を務めていた青木のサインは記入されていたが、青木が15番を終えた後に棄権。16~18番まで稲見のマーカーとなった永井のサインが記入されていなかった。
日本女子プロゴルフ協会(JPGA)のローカルルール「18.ストロークプレーのスコアリング」に基づき、違反となった。選手のラウンドの最後のホールに適用するため、18番ホールに2罰打が課された。本来は「4」のスコアが「6」となり、稲見の成績は3アンダー69の7位から、1アンダー71の28位に変更された。
◆JLPGA 規則3.3b(2) プレーヤーの責任:ホールのスコア証明と、スコアカードの提出。ラウンド中、プレーヤーは各ホールの自分のスコアの記録をつけるべきである。
・マーカーがスコアカードのホールのスコアを証明していることを確認しなければならない。プレーヤーが規則3.3bのこれらの要件に違反した場合、そのプレーヤーは失格となる。
◆JLPGAローカルルール18 ストロークプレーのスコアリング:プレーヤーまたはマーカーの証明がないことに対する規則3.3b(2)に基づく罰の修正:ローカルルールひな型L―1を適用する。
◆ローカルルールひな型L―1 規則3.3b(2)は次のように修正される:プレーヤーが、そのプレーヤー、マーカーのいずれか(またはその両者)によってホールのスコアが証明されていないスコアカードを提出した場合、プレーヤーは一般の罰(2打罰)を受ける。罰はそのプレーヤーのラウンドの最後のホールに適用する。