石川遼「しっかり自分も入っていけるように」週末の優勝争いへ3差接近 第3Rはアダム・スコットと


18番、ティーショットを放つ石川遼(カメラ・中島 傑)

18番、ティーショットを放つ石川遼(カメラ・中島 傑)

◆男子プロゴルフツアー メジャー第3戦 日本オープン 第2日(17日、栃木・日光CC=7238ヤード、パー70)

 前日サスペンデッドになった第1ラウンド(R)の残りと第2Rが行われ、24位で出た石川遼(カシオ)は4バーディー、2ボギーの68と伸ばしてイーブンパーとし、トップと3打差の8位に浮上した。

 「ドライバーと3番ウッドを使ってティーショットをしたなかで、フェアウェーをしっかりキープできたので、9番や8番アイアンの距離でグリーンを狙うことができた。ただ、ウェッジがもうちょいかなと。パッティングがまだまだよくない。正直、自分にとっては悔しいスコア」と納得はいっていない様子だった。

 4番パー5で下りの3メートルを沈めてバーディーを先行させ、8番パー3では10メートル近いロングパットをねじ込んだ。13番パー5は残り248ヤードから3番ユーティリティーで2メートルに2オンし、イーグルパットはカップをそれたがバーディー。「昨日はティーショットで左にミスをしてチャンスを作れなかったホール。いい攻め方が今日はできた」と振り返った。14番はグリーン近くまでティーショットを運び、アプローチを寄せて2ホール連続でスコアを伸ばした。

 「フェアウェーに多く打てたし、パーオンもこのコンディションの中ではできた方。アンダーパーでプレーできたので順位を上げられた。まだまだ半分なので、ここからまた上位の選手たちの名前も変わっていくと思うし、その中にしっかり自分も入っていけるようにしたい」と気を引き締めた。

 4年連続15度目の出場で、過去に2008、09、23年と2位が3度ある。今回は従来の全英オープンに加え、来年のマスターズへの出場権も懸かる。2サムで行われる第3ラウンドは2013年マスターズ覇者のアダム・スコット(オーストラリア)と同組になった。日本シリーズJTカップ(15、19年)、日本プロ選手権(19年)に続く史上15人目のメジャー3冠を達成し、13年ぶりにオーガスタに乗り込む。

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