渋野日向子は「ぎっくり首」で途中棄権 今朝の練習で負傷 マネジャー「非常に残念がっている」


13番、ティーショットの行方を見る渋野日向子 (カメラ・豊田 秀一)

13番、ティーショットの行方を見る渋野日向子 (カメラ・豊田 秀一)

◆女子プロゴルフツアー 大王製紙エリエールレディス 第1日(20日、愛媛・エリエールGC=6595ヤード、パー71)

 19年大会覇者で今季国内ツアー6戦目の参戦となった渋野日向子(サントリー)は「ぎっくり首」のため、12ホール終了後に棄権した。

 前半の11番で1メートルのバーディーパットを外したが、12番パー3で1メートルに寄せてバーディーを奪取。だが、13、14番で連続ボギーとし、17、18番で再び連続ボギーをたたき、3オーバーで前半を折り返した。後半の12番でトリプルボギーをたたいて6オーバーの88位と落とした後、途中棄権した。

 渋野はクラブハウスに引き上げた後、取材に応じなかったが、渋野のマネジャーが経緯を説明した。

 この日のスタート前の練習でウェッジ、アイアンとショットした後、「ドライバーを打った瞬間にぎっくり首になった」と明かした。その後、針治療やマッサージなどを施し、首にテーピングを巻いてスタートしたが「ほとんど自分のスイングができる状態ではない中で前半9ホールを終えた」という。

 3番のティーショットを右に大きく曲げてOBとしてトリプルボギー。マネジャーは「本人も全然振れない状態にある。『自分は続ける』と言ったけど、キャディーさんと選手とで相談して棄権した」と説明した。

 マネジャーは渋野のコメントを代弁する形で「非常に楽しみにしていた大会で、昨日まではショットは非常に良い状態で、パッティングが入ればと話してた。非常に残念がっているし、大会にご推薦いただいた責任感があったので、今日はやり切ると話していた。これからのこと、今の状況、気持ちの面も考え、キャディーさんと相談した結果、棄権という形を取らせていただきました」と話した。

 渋野は前週、米ツアーのアニカ・ゲインブリッジ・ペリカン(フロリダ州)で予選落ちし、今シーズンを終えた。年間ポイントランキングは104位。準シード圏の100位以内に入れなかった。

 来季米ツアーに向けてより高い出場優先順位のカテゴリーを得るため、12月の最終予選会(4~8日、アラバマ州)に出場する予定。今後は状態を見ながら、最終予選会に向けて状態を上げていく。

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