
15番、ティーショットを放つ都玲華 (カメラ・豊田 秀一)
◆女子プロゴルフツアー 大王製紙エリエールレディス 第1日(20日、愛媛・エリエールGC=6595ヤード、パー71)
第1ラウンドが行われ、21歳ルーキーの都玲華(大東建託)は5バーディー、2ボギーで3アンダーの68で回り、トップと3打差の13位と好発進した。
13番、14番で10メートル弱のロングパットをねじ込み、16番パー3は1・5メートルに寄せるなど前半だけで4バーディーと量産。後半のパー3は第1打を池に打ち込んだが、残り50ヤードの第3打を2メートル強に寄せてボギー。「ダボかと思ったけど、バーディーみたいなボギーで良かった。池に入れた割には100点だった」と耐えるゴルフを見せた。
常にツアーに同行してくれる父・英樹さんに加え、この日は地元の徳島から母・良子さんが応援に駆けつけた。都は「来てくれたのは久しぶりだと思う。全然違いますね。服も一緒に部屋で選べるし、ジムで話しながらトレーニングもできて楽しい。怖かったら一緒に寝られるし、いいですね」とニヤリ。頼もしい母の存在が好発進につながった。
メルセデス・ランキングは49位。今大会終了時点のメルセデス・ランキングで50位以内に入れば来季のシードが確定する。シードがかかる重要な一戦に臨む前日の19日夜には「不安な気持ちを初めて感じた」と明かしたが、「いつもと変わらず、7~8時間くらい爆睡だった。寝る前に見てた動画も起きたらそのままだった」と笑い飛ばした。
前週は予選落ちに終わったが、来季シードをかけた大一番で首位と3打差と好スタート。「スコアやランクを気にしすぎず、自分の目の前の一打でベストな選択をすることに集中できた。シードを取りたいし、優勝したい」と決意を込めた。

