松山英樹「自分が悪い」ドライバー損傷 14ホール13本でノーボギー 4差接近週末へ


4番、セカンドショットを放つ松山英樹(カメラ・岩田 大補)

4番、セカンドショットを放つ松山英樹(カメラ・岩田 大補)

◆男子プロゴルフツアー ダンロップフェニックス 第2日(21日、宮崎・フェニックスCC=7117ヤード、パー70)

 27位で出た今季日本ツアー初参戦の松山英樹(33)=LEXUS=は3バーディー、ボギーなしの67で回って通算3アンダーとし、トップと4打差の13位に順位を上げた。4番でドライバーを損傷するアクシデントに見舞われながら、粘りのゴルフで食らいついた。ともに66をマークした生源寺龍憲(27)=フリー=と塚田よおすけ(40)=ホクト=が7アンダーで首位。9位でスタートした石川遼(34)=カシオ=は68で回り、4アンダーの6位につけた。

 連続バーディーでスタートした松山が、4番でアクシデントに見舞われた。第1打を右林へ曲げた際、落胆とともに下ろしたドライバーのヘッドがティーマークに当たり、ソールを損傷した。「自分が悪い」と言及したドライバー抜きの戦いは「スタートが良かったのでいいところで終われた」。必死に一日を耐え抜いた。

 13本のクラブでのプレーを強いられた5番以降、ティーグラウンドで3ウッドを強振した。「精度が高いショットを打たないといけない難しいホールもあったけど、何とかノーボギーで回れた」。12番では谷原秀人のドライバーショットを20ヤード近くオーバードライブする場面もあった。

 「いいドライバーが見つかるように。見つからなかったら、また今日と同じような感じでゴルフをする」と話して向かった先は練習場。日没直前の午後5時過ぎ、最後の一人になるまで打ち続けた。(高木 恵)

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