取材を終え引き揚げる谷原秀人
◆男子プロゴルフツアー カシオワールドオープン最終日（２７日、高知・Ｋｏｃｈｉ黒潮ＣＣ＝７３１５ヤード、パー７２）
悪天候で最終ラウンドが中止となり、第３日終了時点で通算１３アンダーの単独首位だった賞金ランクトップの池田勇太（３０）＝日清食品＝が、今季３勝目、通算１６勝目を飾った。賞金ランク２位の谷原秀人（３８）＝国際スポーツ振興協会＝は７位にとどまり、２人の差は前週までの４７２万円から３０７６万６４２９円に開いた。賞金王争いの決着は最終戦のメジャー、日本シリーズＪＴカップ（１２月１日開幕・東京よみうりＣＣ、報知新聞社主催）に持ち越された。
谷原は最終日をスタートすることなく７位で終え「ずっと（雨雲）レーダーを見ていた。いけると思っていたけど、おそらく最終組が（日没前に）間に合わないんでしょうね」と悔やんだ。その一方で「僕よりも複雑な人はいっぱいいると思う」とシード権争いをしていた他選手への気遣いも忘れなかった。賞金王獲得は日本シリーズでの優勝が絶対条件となったが「そこしかないですからね」と気合を込めた。