松山、相方不調で初日黒星「カバーできなかったのが悪い」


 ◆米男子ゴルフ 米国選抜―世界選抜対抗戦 プレジデンツカップ第1日(28日・米国ニュージャージー州リバティーナショナルGC)

 【ジャージーシティー(米国)28日=高木恵】2人で1つのボールを交互に打つフォアサムの5試合が行われ、3大会連続出場の松山英樹(25)=LEXUS=は11年マスターズ覇者のシャール・シュワーツェル(33)と組み、リッキー・ファウラー(28)、ジャスティン・トーマス(24)組に6アンド4で敗れた。世界選抜は1勝3敗1分けで、米国選抜が3・5―1・5とリード。

 完全アウェーの雰囲気を打ち砕く一打が出ないまま、松山の初日は終わった。ペアを組んだシュワーツェルのティーショットが乱れたが「それをカバーできなかったのが悪い」とチームメートをかばった。序盤から流れは米国へ傾き、3~5番と3連続でポイントを奪われた。時折ミスショットに肩を落とすパートナーを「まだまだホールがあるんだぞ」と鼓舞し続けたが、徐々に会話は減っていった。

 1番のティーグラウンドで行われた開会式には、歴代の米国大統領3人が顔をそろえた。第1組の松山はビル・クリントン氏、ジョージ・W・ブッシュ氏、バラク・オバマ氏と握手し、言葉を交わしてスタートした。偶数ホールで担当したティーショットは復調の兆し。「もう少しフェアウェーに置ければ良かったし、アプローチも全然うまくいかなかった。頑張って巻き返したい」と自らを鼓舞した。

 ◆プレジデンツカップ 米国選抜VS欧州選抜の「ライダーカップ」にならい、1994年に始まった対抗戦。全てマッチプレーで行われ、2日目はホールごとに2人の成績の良い方を採用するフォアボール。3日目は2人で1つのボールを交互に打つフォアサムとフォアボール。最終日はシングルスとなる。通算成績は米国選抜の9勝1敗1分け。

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