【日本S】美人妻キャディーとタッグを組むY・E・ヤンが首位キープ「きょうも2人のコンビは良かったですね」 石川遼が2位浮上


Y・E・ヤンとキャディを務めたミジン夫人

Y・E・ヤンとキャディを務めたミジン夫人

 ◆報知新聞社主催男子プロゴルフツアー今季最終戦日本シリーズJTカップ第2日(30日、東京よみうりCC=7023ヤード、パー70)

 美人妻キャディーのキム・ミジンさん(39)とタッグを組んで首位からスタートした韓国のY・E・ヤン(46)=NOW ON=が4バーディー、1ボギーの67で回り、通算8アンダーで首位をキープした。7位から出た選手会長の石川遼(27)=カシオ=が4打差の2位に急浮上。賞金ランクトップで初の賞金王に王手をかけている今平周吾(26)=フリー=、さらに出水田大二郎(25)=TOSS=と星野陸也(22)=フリー=の初出場組も2位と健闘している。前年覇者の宮里優作(38)=フリー=は66で回り、23位から8位まで挽回した。

 ヤンとキャディー本来の仕事をしない美人妻キャディーのミジンさんのコンビは、この日も絶妙だった。3メートル前後のパットをことごとく沈め、スコアメイク。2位に4打差をつけ、首位をがっちり守った。

 「妻は『練習場のリズムを心がけて』と常にアドバイスしてくれる。きょうも2人のコンビは良かったですね」とヤンは満面の笑みで話した。グリーン上の読みや残り距離の計算はすべてヤンひとりで行い、さらにフェアウェーではキャディーバッグを少しでも軽くするため、アイアンを数本抜いてヤン自ら運ぶ。この日、4番パー4でグリーン右からバンカーショットを放った後、やはりヤンが自らバンカーをならした。ミジンさんはプロキャディーとは異なり、技術も体力もないが、それでもヤンはミジンさんとのタッグを熱望する。「妻がいるだけで安心できる。リズムが良くなるんです」と笑った。

 2009年全米プロでは当時、世界最強を誇ったタイガー・ウッズ(42)=米国=に競り勝ち、アジア人初の世界メジャー制覇を果たした。その実力は本物。「グリーンが難しいので4打はすぐに逆転される。あと2日、一打一打を集中して後続の強いから逃げていきたい」。ヤンは初の日本メジャー制覇に向けて美人妻と二人三脚で走り続けるつもりだ。

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