再起を目指す服部真夕らが首位。美人ルーキーの脇元華は3打差6位スタート


首位発進した服部真夕(大会提供)

首位発進した服部真夕(大会提供)

 ◆女子ゴルフ UUUM・リクナビNEXTカップ第1日<2日、沖縄、ザ・サザンリンクスゴルフリゾート>(6305ヤード、パー72)

 新規ツアー外競技は、日本ツアー通算5勝の服部真夕(30)=朝日インテック=が5バーディー、1ボギーの4バーディー、68をマーク。ともに賞金シード復帰を目指す同1勝の金田久美子(29)=スタンレー電気=とともに首位発進を決めた。

 大海原を望むリンクスコースで3番、4番で6メートルのバーディーパットを沈めて勢いに乗った。「ショットがよくて、3番でバーディーが取れて流れよく行けた」と振り返った。昨季は自己最悪の賞金ランク82位で、11年連続で死守してきた賞金シードから陥落した。昨年の最終予選会も95位で、今季は下部のステップアップツアーが主戦場となる予定だ。

 今季からクラブ契約をフリーにし、イ・ボミ(韓国)の師匠でもあるチョ・ボムス氏に弟子入り。タイで2週間合宿し「一番の課題であるアプローチを見てもらって、練習してきました」と再起へ歩み出している。最終日の3月3日は31歳の誕生日。「レギュラーツアーでまた活躍したいのはもちろんですが、今はどんな試合でも一生懸命やりたい」と最高のバースデープレゼントをつかみ取りにいく。

 昨年、ツアーを席巻した“黄金世代”の小滝水音(みお、20)=静ヒルズCC=は5バーディー、3ボギーの2アンダー、69で5位で滑り出した。今季からAKIRAと自身初の用具契約を結んだ。「クラブの感触はすごくいいです」と最終9番パー5では、残り115ヤードからの第3打を10アイアンで1・5メートルにつけてバーディー締め。

 昨年、ルーキーで優勝を果たした勝みなみや新垣比菜、大里桃子らと同じ1998~99年生まれの黄金世代だ。初の本格参戦した昨年は賞金ランク66位で、今季は昨年の最終予選会9位の資格で臨む。「オフは体幹とかのトレーニングをメーンに取り組んできました。同世代はすごく仲良いので楽しみつつ、早めに初シードを決めたいです」と明るい笑顔で話した。

 昨年のプロテストで合格した美人ルーキーの脇元華(21)=フリー=は4バーディー、3ボギーの1アンダー、71で首位と3打差の6位スタートを切った。174センチの長身を生かした飛距離を武器にショットでチャンスを量産。14番パー5では、93ヤードからウェッジでの第3打をピン上1メートルにつけて伸ばした。ただ、9番で1メートルのバーディーパットを外すなど「パターでしっかり沈められなくて、流れを作れなかった」と苦笑い。男子ツアー14勝の石川遼(27)=カシオ=のキャディーを務める佐藤賢和氏(38)と初タッグ。「プレー中に面白い話をしてくれて、笑顔でラウンドできています。来週のダイキンオーキッドレディスもお願いしています」と経験豊富な新相棒に感謝していた。

 賞金総額1500万円、優勝賞金300万円をかけて、3日に最終日が行われる。YouTubeで生配信する予定。

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