盛り上げ隊長・中西直人が単独3位!「ボギーでした、すみません!」にギャラリー爆笑…関西オープン第3日


3番、ティーショットを放つ中西直人

3番、ティーショットを放つ中西直人

 ◆男子プロゴルフツアー 関西オープン 第3日(25日、奈良・KOMACC=7043ヤード、パー72)

 中西直人(30)=国際スポーツ振興協会=が6バーディー、2ボギーの68で回り、首位と2打差の通算13アンダー。前日からの3位をキープした。首位には米国のS・ハン、2位には韓国のH・W・リューが続いた。

 中西は、持ち前の明るさと、喜怒哀楽が豊かな表情で、何度もギャラリーを沸かせた。3番パー5でこの日初バーディーを決めた際には、多くの拍手に「ありがとうございます!」と大きな声で一礼。通常は帽子のつばを触り、感謝の気持ちを示す選手がほとんどだが、思わぬ形でお礼が返ってきたことに驚いたギャラリーからは「アイツ面白いな~!」という声も挙がった。

 さらに16番パー4でパーパットを決めた際には「ありがとございます! やりました!」とガッツポーズ。17番パー5ではボギーを叩いたが「ボギーでした! すみません!」とまさかのギャラリーに謝罪し、周囲はたちまち爆笑に包まれた。多くの観衆を引き連れ、声援を浴びた中西も「ほんとにうれしい。良い時も悪い時も全て笑ってもらった方がいい。今日は笑い声がたくさん聞こえてうれしかった」と振り返った。

 すっかりツアー屈指の盛り上げ隊長となった中西だが、これまでツアーでの最高順位は今年の東建ホームメイトカップの13位。もちろん優勝経験もない。これまで3度のイップスを経験するなど苦労をしてきたが、一昨年に妻の愛莉さん(28)から「人生を楽しまないと損」という言葉を掛けられたことで、前を向けるようになった。また昨年主戦場としていた下部ツアーで、カメラやギャラリーに慣れることができ「どうやって楽しませようかとした時に、こういう風になった。皆さんに楽しんでもらうためには、まずは自分が楽しむこと。去年から結果も出て、楽しめるようになってきた」と現在のスタイルにたどり着いた。

 最終日を最終組で迎えるのは初めての経験だが「チャンスですよね。やってきたことをやるだけ」と気合も十分。念願の初優勝を、ここまで導いてくれた家族にプレゼントしてみせる。

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