優勝した上田澪空（多摩中２年、左から３人目）、岩井明愛（埼玉栄２年、同４人目）と丸山茂樹（右端）
日米通算１３勝の丸山茂樹（４９）＝セガサミーＨＤ＝が主催するジュニアトーナメント「第１８回丸山茂樹ジュニアファンデーション」が３１日、千葉・浜野ＧＣで、小学５年から高校３年生まで男女約１２０人が参加して行われた。各６部門の優勝者には、１０月２４～２７日に日本初開催の米男子プロゴルフツアー、「ＺＯＺＯチャンピオンシップ」の第３ラウンドのペアチケットが、大会主催のＺＯＺＯからサプライズで贈られた。
表彰式で丸山は「ジュニアの子達には素晴らしい世界のゴルフを、目の前で見て勉強してもらえたらと思います」と６選手にエールを送った。日本初開催となる米ツアー、ＺＯＺＯチャンピオンシップについては「（ＺＯＺＯの）前澤友作社長が（米ツアーを）やって下さったことが大きな第一歩。日本の男子ゴルフ界にとってプラスに働くと思いますね。６年間のうちに勝てばＰＧＡツアーにジョイン（参戦）できる訳ですから。できれば、僕が現役のうちにやってもらいたかったですけどねぇ～」と笑った。
また今後「丸山茂樹ジュニアファンデーション」に対して、新たに米男子ツアー（ＰＧＡ）から支援がある見込みという。「ＰＧＡが協力してくれるのは、めちゃくちゃありがたいお話です。ＰＧＡで頑張ってやってきてよかったなと思いますね」と感慨深げに話した。
この日のスコア６７で、高校生女子の部を制した岩井明愛（埼玉栄２年）は、９月２日のゴルフ５レディス主催者推薦選考会（ゴルフ５カントリーサニーフィールド）出場権＆１０月２８日の樋口久子・三菱電機レディス主催者推薦選考会（武蔵丘ＧＣ）を獲得。「選考会はもう気持ちで通りたいと思います」と力を込めた。さらに、サプライズでのＺＯＺＯチャンピオンシップの“プレミアムチケット”が渡されると「うれしいです。このチャンスを無駄にしないようにしたい」と目を輝かせていた。