◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアー今季最終戦メジャー 日本シリーズJTカップ 第3日(7日、東京よみうりCC=7023ヤード、パー70
4差につけた堀川が、躍進の“未来夢(みくむ)式データゴルフ”で逆転Vを狙う。初出場だった昨年は首位に並んで最終日を迎えたが、決めればプレーオフに進めた2メートルのパーパットを外し、結局ダブルボギーで5位終戦。丼勘定のゴルフをやめ、ヤーデージブックに細かくデータを書き込むようになった。最多38勝キャディーの清水重憲氏(45)の助言で目が覚め、その成果は6月の日本ツアー選手権森ビル杯でツアー&メジャーの初制覇で示した。
今大会では気温の低下の影響で生じる距離感のズレにアイアンの番手を変更するなどして細かく対応。「情報はひとつでも多い方がいい」と、歩測も全てマル秘ノートに記した。
逆転優勝なら01年大会の宮本勝昌以来、2人目となる同一年のツアー選手権とシリーズの2冠達成。ツアー選手権に続きコンビを組んだ清水キャディーも、「堀川は去年と比べて総合力が上がっている。僕はこの大会は(07年の)谷口(徹)さんの2位が最高なので勝ってみたい」と、“ONE TEAM”の勝利を描いた。