◆日本女子プロゴルフツアーアース・モンダミンカップ 第1日(25日、千葉・カメリアヒルズCC=6622ヤード、パー72)
1988年ツアー制施行後初の複数チャンネルでのネット生中継が行われ、日本ゴルフ界で“新しい観戦様式”が始まった。新型コロナの影響で試合会場に入場したのは選手、キャディー、大会関係者ら約800人だけで、観衆はゼロ。好プレーが生まれても拍手は同組の選手からで、昨夏からファンに追われ続けた渋野は、「ギャラリーさん(の存在)はすごいなと思った」と、寂しさを語った。
日本女子プロ協会の小林浩美会長(57)はマスクとフェースシールドを着け、スタートする選手たちを見送った。報道陣も会場の立ち入りを制限され、取材はオンラインに限定。スコア速報は第三者の報告ではなく、ホールごとに選手が申告した。
異例の開幕戦を、ネットを通じて多くのファンが見守った。全体的な中継をはじめ、難関の9番パー3など注目ホールだけを追うカメラも設けて終了まで生中継。下位も含めて選手のインタビューを流し続けるなど、従来の放送と違う複数の映像で熱戦を伝えた。