渋野日向子は79で暫定126位と出遅れ「バーディーを1つも取れなかったのが悔い」 野村は暫定35位、畑岡は暫定48位…初日はサスペンデッド


渋野日向子

渋野日向子

 ◆欧州、米国女子プロゴルフツアー スコットランド・オープン 第1日(13日午前6時30分スタート、ルネサンスクラブ=6453ヤード、パー71、賞金総額150万ドル(約1億5900万円)、優勝22万5000ドル(約2385万円)、参加144人)

 霧の影響で2時間遅れて開幕し、初日は日没サスペンデッドとなった。昨年のメジャー、AIG全英女子オープン覇者の渋野日向子(21)=サントリー=は初体験の海沿いのリンクスコースに苦しみ、6ボギー、1ダブルボギーの79。8オーバーで暫定126位と出遅れた。67をマークしたニコール・ラルセン(27)=デンマーク=が4アンダー暫定で単独首位に立った。大会は新型コロナウイルス感染対策として無観客で開催。

 次週の今季メジャー初戦、AIG全英女子オープン(20日開幕・ロイヤルトルーンGC)の前哨戦。6月のアース・モンダミンカップ以来の実戦となった渋野は、リンクス独特のワナに次々とはまって苦しんだ。ホールアウト後、オンライン会見に出席し「やっぱり、もうちょっと頑張れよって思いました。バーディーを1つも取れなかったのが悔いが残るかな。いいアプローチができて、パーを拾えたところも何個かあって、今週の練習の成果も出たんですけど」と苦笑い。初体験のリンクスコースについては「やっぱり途中のバンカーに入れた時の難しさだったり、ラフに入れた時の難しさが、今まで回った所では経験できないような感じだった。ラフに入れた時は大たたきをしてしまったり、情けないボギーもありましたけど、なかなか手こずりましたね。難しい一日だったなと思います」と振り返った。

 現地時間で13日午後12時21分にティーオフした渋野は、3番で3打目がトップしてボギーが先行すると、4番は3メートルを外しての連続ボギー。7番は、第2打がリンクス名物の深いポットバンカーに捕まり、第3打はブッシュへ出すだけとなって、5オン2パットのダブルボギー。風の強まった8番は、第2打がグリーン手前にショートして寄せのミスからボギー。12番は硬く、起伏の大きなグリーンで3パットのボギーを喫した。この日はバーディーなしに終わり、海外での試合では自己ワーストとなる79となった。

 日本勢は野村敏京(27)=フリー=が2バーディー、3ボギーの72で回り、1オーバーとし、暫定35位で滑り出した。世界ランク5位の畑岡奈紗=アビームコンサルティング=は12番を終えて1バーディー、1ボギー、1ダブルボギーとし、2オーバーで暫定48位。米ツアーを主戦場とする河本結(ともに21)=リコー=は13番を終えて3ボギーとし、3オーバーで暫定65位。山口すず夏(20)=環境ステーション=は5ボギー、2ダブルボギーの82と苦戦し、11オーバー暫定で140位と出遅れた。

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