小祝さくら、8バーディー65で首位浮上…北海道出身の美人プロが暑いけど頑張る


 ◆女子プロゴルフツアー ゴルフ5レディス第2日(5日、岐阜・ゴルフ5CみずなみC)

 4位でスタートした道産子美人プロ小祝さくら(22)=ニトリ=が8バーディー、1ボギーの65で回り、通算11アンダーで首位に浮上した。先週のニトリレディスでは笹生優花(19)=ICTSI=に惜敗。今週こそ昨年7月のサマンサタバサレディース以来の2勝目を狙う。比嘉真美子(26)=TOYO TIRE=が2打差2位。NEC軽井沢72、ニトリレディスと2試合連続優勝した笹生は通算2アンダーの47位で、ぎりぎり予選を通過した。

 気温33度の残暑厳しい岐阜で北海道出身の美人プロが躍動した。1998年度生まれ「黄金世代」の一員の小祝は、12番パー3で8メートルの長いバーディーパットを沈めると、13番で2メートル、14番で6メートルを決めて3連続バーディー。後半は「30」の猛攻で4位から首位に躍り出た。

 暑さを苦手とする道産子は「足がジリジリ焼けるようでした。(生活拠点を)千葉に移して少しは暑さに強くなったけど、ゴルフをやめたら早く北海道に帰りたい」と笑いながら話した。

 いつもは、おっとりとした雰囲気を漂わせるが、先週は珍しく悔しさを隠さなかった。北海道の名門・小樽CCが舞台となり、ホステスプロとして挑んだニトリレディス。進境著しい笹生と最終日最終組で対決したが、勝負どころでパットが決まらず、2打差2位。笹生のVスコアは通算13アンダーで小祝は11アンダー。3位タイは3アンダー。ハイレベルのマッチレースを繰り広げた上での惜敗だったが、負けは負け。「まず一番は悔しい。本当にパットが入らなかった」と残念がった。

 それから、わずか1週間。先週、苦しんだグリーン上で踏ん張り、再び優勝のチャンスを手にした。プロゴルフ界の格言「パット・イズ・マネー」を体現するプレーで1年2か月ぶりの2勝目を期す。(竹内 達朗)

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